オリーブ油、アマニ油、エゴマ油…

「太りにくい油」があるって本当?

2014.06.04 WED


エキストラ・バージン・オリーブオイルとは、精製処理を加えていない、オリーブ果汁100%のオイルを指す。胃酸の分泌を調整する働きもあるので、食べすぎ防止にも効果的! 画像提供/Melpomene / PIXTA(ピクスタ)
以前は「油はダイエットの大敵!」と考えられていたはずが、いつからか「美しく痩せるためには、良質な油も摂取すべし」という考えも聞くようになった気がします。つまり、太りにくい油があるということ? 小林メディカルクリニック東京の小林暁子先生に聞きました。

「油はどれもカロリーが高いので、一概に『太りにくい油がある』というわけではありません。でも、油に含まれる脂肪酸によって『太りやすい体を作ってしまう油』と『美しく痩せるために摂取したい油』があるんです」

脂肪酸には、主に動物性脂肪に含まれる「飽和脂肪酸」と、主に植物性油(オリーブ油やアマニ油など)や魚油に含まれる「不飽和脂肪酸」の2種類がある。さらに、植物性油に含まれる不飽和脂肪酸は「オメガ9」「オメガ6」「オメガ3」の3つの脂肪酸に分けられます。

一般的に、飽和脂肪酸を含む油のなかでも、トランス脂肪酸が含まれるマーガリンやショートニングはカロリーが高いうえ、血中の悪玉コレステロール値も上げるため、摂りすぎないほうがよい油とされているそう。いっぽう、不飽和脂肪酸のなかでも、オメガ9とオメガ3は美しく痩せる体を作るために摂取したい油と言われているのです。

「オメガ9はオレイン酸、オメガ3はアルファ・リノレン酸が代表的な脂肪酸で、いずれも老廃物を溜めにくい痩せ体質を作るのに、ぜひ摂取したい脂肪酸です。オレイン酸は悪玉コレステロールを抑制するほか、肌のハリやうるおいを保つのを助け、また便通をよくする働きもあります。アルファ・リノレン酸は血中にある中性脂肪を下げるほか、血流をよくして血液をサラサラにし、またコラーゲン分泌に役立つため、小じわを予防するのにも効果的です」

では、美しい肌と体を作るために、摂取したい油と避けたい油を見てみましょう!

◆摂取したい油
【オレイン酸を多く含むもの】
オリーブ油(とくにエキストラ・バージン・オリーブオイル)、紅花油、キャノーラ油(菜種油)

【アルファ・リノレン酸を多く含むもの】
エゴマ油、アマニ油

◆摂取しすぎないほうがよい油
【トランス脂肪酸を多く含むもの】
マーガリン、ショートニング、ラード

なお、オメガ6はグレープシードオイルやコーン油、ひまわり油などに含まれ、リノール酸という大切な脂肪酸が含まれます。しかし、この脂肪酸は通常の生活で十分な量を摂取できることが多く、多く摂りすぎないほうがよいそう。

「油に気をつけて生活すると、体質や肌質が変わってくると思います。そのために必要なのが自炊です。レストランなどで外食したり、お惣菜を購入したりすると、どんな油が使われているかわかりませんよね。時には質の悪い油が使われてしまうこともあります。神経質になる必要はありませんが、外食ばかり続く人は要注意! 自分で料理すれば油の出所がはっきりしますし、量もコントロールできるので、意識的に自炊を心がけましょう」

たしかに外食時、どんな油が使われているかなんて、あまり気にしていませんでした。まずは摂取したい油を購入し、それを使ったおいしい料理を考えてみます!
(富永明子)

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト