その栄養価にアスリートも注目!

グラノーラが人気を集めるワケ

2014.06.16 MON


フルグラを入れたコーンスープ。ドライフルーツの甘みが意外に合う。しっかり“食べた感”があるので、1杯で朝食になる
近年、シリアル食品の一種「グラノーラ」の人気が高まっている。「グラノーラ」とは麦類にハチミツなどの甘味料を混ぜて焼き上げる食品で、ドライフルーツやナッツを入れる食べ方も増えている。その栄養価の高さにはスポーツ界も注目しており、最近ではデンソー女子陸上長距離部がカルビーの「フルグラ」(フルーツグラノーラ)を朝食に取り入れているという。どんな点が支持されたのか、カルビーのマーケティング本部フルグラ部・網干弓子さんにきいてみた。

「ココットに入れたり、蒸しパンに混ぜたり、レシピを工夫して朝食に取り入れているようです。筋肉を動かすためにはカルシウム、タンパク質が必要で、また鉄分が不足すると血液中の酸素を取り込みにくくなります。その点、『フルグラ』は鉄分が多く、牛乳などと組み合わせることで、さらに栄養バランスがよくなると着目していただいたようです」

なるほど、「鉄分」がカギなんですね。鉄分が不足すると疲れやすくなってしまうので、朝のうちにしっかり栄養補給できるのは、アスリートのみならず一般人にもうれしいポイントだ。ブームもうなずけるが、ほかにはどんな理由があるのか。網干さんはこう分析する。

「厚生労働省の平成24年度『国民健康・栄養調査』によると、23年の朝食欠食率は20代男性で34.1%でしたが、24年には29.5%にダウン。30代男性だと、31.5%から25.8%に低下しています。つまり、朝食を食べる人が増加しているということです。これは健康志向の高まりと考えられ、『せっかく食べるなら栄養があるものを』という理由で、グラノーラを手にする方が増えたようです。さらに近年、“朝活”という言葉が浸透するなど、朝を重視するライフスタイルの方が増えましたよね。パンケーキやフレンチトーストなどおしゃれな朝食メニューを売りにするレストランも増加し、自宅の朝食を見直す方も増えているようです。ただ、朝からパンケーキなどを作るのは平日だと難しいもの。グラノーラであれば、誰でもサッと用意できるため、支持する方が増えているのではないでしょうか」

また、カルビーが独自に実施した朝食調査では、朝食を食べる頻度が20、30代男性で増えているとのこと。簡単に用意できる「フルグラ」は、忙しく働くR25世代にピッタリな朝食だ。牛乳やヨーグルトと組み合わせるのが定番だが、網干さんによると、乳製品以外とも合うのだという

「例えばカップスープやレトルトのカレー、コンビニのサラダにトッピングすると、食感が楽しめるだけでなく、食物繊維や鉄分、ビタミンなどの栄養を手軽に加えられます。また、よく噛むようになるので、腹持ちもアップしますよ」

実際にコーンスープに入れて食べてみたところ、ざくざくと食べごたえがあり、満足度が高かった。帰宅が遅くなった日の夜食にちょうどよさそうだ。

11月には、フルグラを丸く固めた『フルグラビッツ』も発売予定。お手軽に買うことができるので、最近ブームになっているコンビニコーヒーのおともになってくれそう。グラノーラは今後、様々な形で消費者の前に現れてきそうだ。
(西田友紀/blueprint)

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト