濃いレンズだとかえって目の負担に…

サングラス「色薄レンズ」が正解?

2014.06.18 WED


普段、度付き眼鏡をかけていてサングラスをかけられないなら、紫外線量によって色が変化する調光レンズを選ぶのもおススメと中里さん。紫外線が強い屋外では色が濃くなり、紫外線が弱い屋内ではクリアになるのだそう
梅雨だからといって、怠ってはならない紫外線対策。ジョンソン・エンド・ジョンソンが2014年3月に実施した調査によると、「紫外線対策を意識している体の部位は?」という質問で、「顔」や「首」に次いで、「眼」と回答した男性が半数以上もいるという。強い紫外線を浴びると、白内障や角膜の炎症の原因となるため、 目への紫外線対策意識も高まっているのかもしれない。

さて、目を紫外線から守るグッズといえばサングラスが真っ先に思い浮かぶが、選び方がよくわからないという人も多いのではないだろうか。そこでアイウェアのセレクトショップ、EROTICA・TLIP広報の中里真一さんにサングラス選びのコツをうかがった。

「サングラス選びで大切なのはバランスです。基本は、顔のブローライン(眉骨のライン)とサングラスのフロント上部のラインを合わせることです。紫外線対策という面でいえば、目とフレームの間に隙間があまりできないもの、紫外線透過率の数値が低いレンズを選ぶといいでしょう」(中里さん)

紫外線透過率とは、レンズを通過する紫外線の割合。サングラスのタグなどに必ず明記されていて、紫外線透過率1.0%以下が望ましいという。レンズの色が濃ければ、紫外線をより強く防いでくれると思い込んでいる人もいるが、それは勘違いなのだ。

「レンズの色の濃さは、紫外線のカット量と関係ありません。外から目が透けて見えないくらい濃いレンズをかけていると、まぶしさは防げるものの、瞳孔が開きやすく、かえって目の負担になりやすいんです。透けて見える程度の濃さのレンズの方が、結果的に目に優しいことがあります。また、路面や水面などに見られるチラツキが気になる方は、乱反射光を抑えてくれる偏光レンズを選ぶといいですよ」(同)

レンズの色にも、それぞれ特性があるという。

「イエロー系やブラウン系のレンズはコントラストを強めるので、物を識別しやすくなります。ブルー系はまぶしさを抑えるので、すっきりとした見え方に。また、グレー系のレンズは色調を損ないにくいため、目が疲れにくいという特性があります」(同)

では、最近のサングラスのトレンドは?

「ここ数年、フレーム幅が太いクラシカルなデザインが定番でしたが、最近は細身のフレームで、レンズの周囲だけプラスチック素材の“セル巻き”や、フロント部分はプラスチック素材、ブリッジやテンプル部分はメタル素材でできた“コンビタイプ”が好評です。レンズの色は、グラデーション人気がいち段落して、ブラウン、グレー、ブルー系の単色レンズが好まれています」(同)

アイウェアの専門店なら、用途や好みのフレームに合わせてレンズカラーをセレクトすることもできると中里さん。今年の夏の一本を、探しにいってみては?
(成田敏史/verb)

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