身体にまつわる都市伝説 第205回

一度傷んだ髪は、修復できない?

2014.06.23 MON

身体にまつわる都市伝説


どれほど身なりを清潔に保っていても、髪の毛が“不健康”だと見栄えが悪い。男もヘアケアを意識するべきなのだ 写真提供/PIXTA
最近は男のヘアスタイルも多種多様で、女性ならずとも髪の長い人が増え、ヘアケアへの配慮が必要になってきた。男だって、バサバサよりはサラサラの髪の毛でありたいし、できれば枝毛も切れ毛もない方がいい。

巷には様々なヘアケア用品があるけれど、すでに傷んでしまった髪の毛は、パックやトリートメントなどで修復できるものなのだろうか? 用賀ヒルサイドクリニックの鈴木稚子先生に聞いてみた。

「一度傷んでしまった髪の毛を修復することはできません。毛根から伸び出た先の部分は、いわばすでに死んでいる細胞ですから、根元から栄養を摂取することもなく、対処としてはカットしてしまうしかないんです」

傷んだ髪はあきらめてバッサリ切り落とし、このあと生えてくる毛をいかに美しくキープするかが重要だと鈴木先生は解説する。

「毛の表面にはキューティクルと呼ばれる層があり、毛の1本1本を保護する役割を担っています。しかしこのキューティクルは、擦れたりパーマ剤などの化学的な刺激を受けたりすることで消失してしまいます。そうなると髪はツヤを失い、最終的には途中で切れてしまったりする原因になるんです」

髪は普通に生活しているだけでも、かきあげた拍子に擦れたり、紫外線を受けたりしてダメージを被っている。トリートメントは修復のためではなく、そうしたダメージを予防するためのコーティングなのだ。

では、毛根から生えてくる新しい毛を、少しでも質のいいものにするにはどうすればいいのだろう?

「新しい毛の質を向上させるには、根元である皮膚の状態を良好に保つことが第一。頭皮を常に清潔にし、血行のいい状態にしておくことが大切です。また、良質のタンパク質を摂るなど、栄養面のケアもお忘れなく」

ちなみに鈴木先生自身、普段からトリートメントなどのケアを欠かさないことはもちろん、自然食重視のバランスのいい食事を心がけているという。男性諸君も参考にされたし!
(友清 哲)

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