オシャレなだけじゃない!

骨太ビストロワインバーが増加中

2014.07.11 FRI


チキンフライ(右)、リングイッサ(左)
ビストロやワインバーというと、男子的には料理のボリューム感がちょっと不満…というイメージをずっと抱いていた。しかしこのところ、食材は肉メインで、しかもボリュームだけでなく食材や調理に気を配っていて料理としても美味しい、男心をくすぐるお店が増えつつある。実際、連夜、男子客で盛り上がっているという。さっそく様子をうかがってみた。

食材輸入会社直営バール

昨年末、表参道にオープンした「FAROL(ファロウ)」は、ブラジルから鶏肉などの食材を輸入する貿易会社直営ワインバー。人気メニューはチキンフライ(800円)や、リングイッサ(700円)など。リングイッサとはブラジル流ソーセージ。燻製されていないので肉汁がたっぷりだ。イタリア系移民の家族が作ったミオロというブラジル・ワインは日本人に飲みやすいさっぱり系。今後、ココナッツミルクを使った魚介類の煮込み料理など、肉料理以外のメニューも増やしていく予定とのこと。

その名もズバリ「骨太ビストロ」

古本屋街で有名な神保町の路地裏にある「骨太フレンチ ビストロ アリゴ」(10年10月オープン)。1つ星のフレンチ・レストラン出身のシェフが料理を出すビストロにもかかわらず、昭和からある民家を改築した渋いお店のたたずまいが、まず日本男子的に、グッとくる。古民家をリノベーションした店づくりには、『ニッポンヲマモレ』を継承していきたいというオーナー・小林研さんの基本姿勢が反映されている。食材もほとんどが国内の契約農家などから届けられる産地直送品。冷凍食材も一切、使わない。そこまでこだわって、カッスーレ(豚肉、鶏肉、ソーセージ、ひよこ豆の煮込み)が880円、店名にもなっているアリゴ(南欧風マッシュポテト)450円と、メニューの値段はあくまでサラリーマンの財布に優しい。男同士、男一人でも、気軽にワインと骨太フレンチを楽しめる店として人気急上昇中なのも納得だ。

普段使いのオトコの「ワイン食堂」

東野圭吾の人情ミステリー『新参者』の舞台にもなった人形町。この街にある、昔ながらの八百屋さんの隣に昨年11月、オープンしたビストロが「ワイン食堂 BORRACHO(ボラーチョ)」。こちらも、男が日常的にワインと料理を楽しめるというのが基本姿勢。ワインは120ccで380円~。フランスだけでなくイタリア、チリ、スペイン、アメリカなど幅広い産地のワインがそろっているので、各々が自分の好みの味を探求できる。料理は、ワインによく合う、味のしっかりした肉料理がオススメだ。シェフは、こちらもフレンチ・レストラン出身。「肉料理は焼き方、切り方で味が全然変わりますから、がっつり食べてもらうためには腕のいい料理人が必要なんです」とは、オーナーの林幸彦さん。千葉県・大多喜産のイノシシ肉のステーキ・赤ワインスース(150gで980円)は、まったく臭みもなくて、上等なハムに近く、肉自体の味が濃くて美味!
 
オトコ客が集う、ガッツリ食べられるビストロやワイン・バーが注目されている理由に関して林オーナーは「ここ数年、“スペイン・バール”ブームもあって、以前は高級レストランに行かないと飲めなかったようなワインがいろいろなお店で飲めるようになりましたが、料理も充実しているお店は多くなかった。そんななかでワインを気に入った男性層が、味もお腹も満たしてくれるビストロやワインバーを求めているのではないでしょうか」と分析する。男気あふれるビストロ&ワインバーを日々使いこなしてワイン通になれば、ワインの有名なレストランでのデートするとき、自然な感じで女子をエスコートできるようになるかもよ!
(麻生雅人)

※この記事は2012年01月に取材・掲載した記事です

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