桜も菜の花もOKだけど

食べられる花 普通の花と違いは?

2014.07.12 SAT


食卓を鮮やかに彩るエディブルフラワー。いわゆる「食用花」である。日本では刺身のつまに使われる食用菊が最もポピュラーだが、じつはほかにもさまざまな種類の花が食用に栽培されている。

ちなみに日本での一大産地は愛知県の豊橋市。なんと全国シェアの9割を占める。当地では1967年から様々な品種のエディブルフラワーを開発。1980年代にはサラダなどに食用花を使う「イタめし」ブームに乗じて、シェアを伸ばしたという。

だが、どんな花でも食べられるわけではないらしい。食文化研究化でエディブルフラワー教室「ローズ ガーランド」を主宰する久木倫子さんによれば「エディブルフラワーにはビタミンやミネラルがバランスよく含まれ、様々な薬効があることが古くから知られていますが、なかには人間の体に害を及ぼすものがあります」とのこと。

そこで「食べられる花」と「食べられない花」を久木さんに仕分けてもらった。

「食べられる花はバラ、カーネーション、ホウセンカ、スナップドラゴン、プリムラ、カレンジュラ、ダイアンサス、ナスタチューム、パンジー、コスモスなど。ちなみにバラはバナナの10倍以上の食物繊維、ホウセンカはトマトの30倍以上のビタミンCを含みます。ほかの花も総じて栄養価が高いですね」

うーん、花のポテンシャル、結構あなどれないものがあるぞ。では、逆に食べられないのは?

「アネモネ、キョウチクトウ、けし、とりかぶと、水芭蕉、水仙、しゃくなげ、レンゲツツジ、キキョウ、すずらん、ラナンキュラス、ルピナス、福寿草、クリスマスローズ、浜木綿、おしろいばな、クレマチス、ひがんばな、ロベリア、オダマキ、シキミ、アンスリウム、ベラドンナ、イヌサフラン、オトギリソウ、アザレアなどです。これらの花には毒性があり、人体に害を及ぼすため決して食べないでください」

上記以外にもキケンな花々は意外と多いらしい。また、食べられる種類であっても、花屋で売られている切花には保存のための薬品が含まれ、人体に害を及ぼす場合があるそうだ。また、道端や公園に咲いている花は排気ガスや農薬などで汚染されている可能性が高い。

「きれいな花には毒がある」ケースも多いので、ご注意を!
(榎並紀行/アイドマ・スタジオ)

※この記事は2011年4月に掲載された記事の再掲載です

※この記事は2013年7月に取材・掲載した記事です

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