ベジタリアン、ヴィーガン…

菜食にも種類がいろいろある!

2014.07.12 SAT

最近「ヴィーガン」という言葉をよく聞く。動物性食品を一切摂らず、野菜だけを食す人を指すらしい。でも、それっていわゆる「ベジタリアン」とは何が違うのか?

「日本では『ベジタリアン=野菜だけを食べる人』と思われがちですが、じつはそうではありません。ベジタリアンとは、米や小麦(パン、パスタなど)などの穀類、豆類(大豆製品やその他の豆)、野菜などといった『植物性食品』からなる食事をすることで、そのなかにも『ヴィーガン』をはじめ、さらにさまざまなスタイルがあるんです」

と、教えてくれたのは野菜料理本の著者で、管理栄養士でもある大石淳子さん。一般的にベジタリアンは以下のようなスタイルに分類されるという。

●ラクト・ベジタリアン=乳製品+植物性食品
●オボ・ベジタリアン=卵+植物性食品
●ラクト・オボ・ベジタリアン=乳製品+卵+植物性食品
●ヴィーガン・ベジタリアン=植物性食品のみ

「近年の健康志向や食肉への不安、マクロビオティックブームなどさまざまな要因が合わさって、ベジタリアンというスタイルへの関心が高まっています。もともと日本には精進料理をはじめ、植物性食品を多く摂る食文化がありましたので、古くて新しいスタイルといえるでしょう」(同)

ちなみに最近はヴィーガン専門のレストランや、客のスタイルに合わせて食材を変える野菜料理専門店も増えているそう。国内でもベジタリアンの裾野が広がったことで、スタイルが多様化しつつあるようだ。

ところで、ベジタリアンといえばヘルシーで健康的なイメージだが、見方を変えれば偏食ともとれる。肉をいっさい食べなくても栄養バランスは問題なくとれるのだろうか?

「先ほども言ったとおり、ベジタリアンにもさまざまな種類があり、食べ方が異なります。自分にあったスタイルを取り入れることで栄養は十分に摂取できますし、健康の維持増進につながると思います。とはいえ野菜だけを摂り続けるスタイルはやはり栄養が偏りがちになるので、予備知識なしで始めるのは危険。もし、興味がある場合は管理栄養士などの専門家に相談してみてはいかがでしょうか」

野菜だけとなるとすぐ挫折しそうだが、卵やチーズもOKな「ラクト・オボ・ベジタリアン」のスタイルなら続けられるかも。野菜が不足しがちなR25世代のみなさんも、自分なりのベジタリアン生活を始めてみては?
(榎並紀行)

※この記事は2011年08月に取材・掲載した記事です

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