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新居 夫のニーズvs妻のニーズ

2014.07.17 THU


新居を購入する際、夫婦で意見が合わずけんかをするというのはよく聞く話。いったいどんな点ですれ違いが生じるのか? そこで不動産情報サイトのホームズが行った「夫婦の住まい選び意識調査」をみてみることに。同調査では、住まい選びの際に夫婦それぞれが重視するポイントを調査しているが、実は両者とも「日当たり」や「治安」、「通勤・通学の利便性」を重視するなど、大まかな傾向に変わりはない。

では、いったいなぜすれ違いが生じてしまうのか? 実は、すれ違いの要因は「夫婦間で重視ポイントが異なる」ことではなく、住まいに対する「こだわり度の違い」にある。

同調査では先に挙げたような項目ごとに「住まい選びの重要度」を夫婦それぞれが5段階評価しているのだが、全28項目の平均スコアは「夫=3.97」「妻=4.11」。しかも全28項目のうち、夫側のスコアが妻側のスコアを上回ったのは1項目のみ。つまり、全般的に妻のほうが「こだわり」が強い分、住まい選びに対する夫の姿勢に物足りなさを感じてしまうようなのだ。これについて、住まいカウンセラー・中田早耶さんはこう語る。

「まず当然のことながら、家にいる時間が長いほど、住まいに対して様々な要望を抱くようになります。一般論として、専業主婦(主夫)はかなりの時間を家で過ごすわけですから、キッチンや収納に関して、日々の生活の中で気付くポイントも多い。逆に、家にいる時間が短ければ要望はあまり出てきません。平日遅くまで仕事をしているビジネスマンなら、家でゆっくりするのは数時間のみ。頻繁に使うのは、バス、トイレ、リビングなど、限られたスペースでしかありません。そうした違いが、夫婦間のすれ違いを生むのです」

では、具体的にどんなことが「争点」になりやすいのか? 先に挙げた調査のフリーコメントでは、「趣味(サーフィン)優先で、海辺の物件にこだわる」「自分の書斎が欲しいらしく2LDK以上がいいと主張」といった夫の姿勢に不満を抱く妻が目立ったが…。

「平日家にいない夫は、“休日くらい~なことがしたい”など、妻からすると優先順位の低い要望が多くなりがち。これに対して妻側は、暮らしの利便性に直結する収納スペースなど、日常的な面を優先する傾向があるんです」

となると、夫婦双方の理想を実現するのは難しそう。どうしたらけんかせずに新居選びができるのだろうか?

「まずは話し合い、要望は遠慮せず言い合うことが大切です。予算内で可能、かつ相手の同意を得られる方法を柔軟に考えること。そして何より要望には優先順位をつけることです。一日や週単位での行動スケジュールを書き出すと、空間の使用頻度や部屋の滞在時間がわかるので参考になります」

ちなみに主導権はどちらが握るべきなのでしょうか?

「家にいる時間の長い方がオススメです。その際、円満に進める秘訣は、任せきりではなく話をよく聞くことですね」

つまり現実問題としては、新居選びの主導権は「妻」に委ねたほうが無難、ということになりそうです。男性の皆さん、夫婦円満の秘訣はやっぱり「カカア天下」ってことみたいですよ!(斉藤陽子)

※この記事は2012年3月に取材・掲載した記事です

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