あなたのそばにカビがいる!/第12回

節電で注目 除湿機の選び方

2014.07.20 SUN


エアコンのドライ機能では湿度だけでなく温度まで下げることになったり、余計な電気も食ってしまうため、こと“除湿”に関しては除湿機に分がある様子。また据え付けエアコンと違い移動ができるので、クローゼットの中や水まわりに持ち込んで除湿できるのもポイントなのだとか
雨のそぼ降る、やけに蒸した丑三つ時。ふと何者かの気配を感じ、使い古した家具の後ろをのぞくと、そこには無数の…。

定番化したベタな怪談よりも怖いのが、この季節に定番のカビ。湿度を下げるのが有効な対処法ということで除湿機があるといいようですが、購入するならばなにを決め手に選ぶべきなのでしょうか?

「除湿機は大まかに3つの方式に分けられます。まずはそれぞれの違いをご紹介させていただきます」

そう答えてくれたのは、ビックカメラ有楽町店の牧野裕司さん。

「コンプレッサー方式は、空気が冷たいものに触れると結露する現象を利用したもので、この方式は電気の使用量が低いのが魅力です。ただ、気温が低くなると除湿能力も低くなります。もうひとつのデシカント方式はヒーターを使って除湿する方式で、電気使用量は大きくなるものの、低温時でも除湿能力が保てるので通年使えるというのが魅力ですね。ただ部屋の空気を暖めてしまうので、室温が上がります。そして両方の長所をあわせもつのがハイブリッド方式で、価格は上がりますが1年を通して快適に使用することができます」

普通、湿気に一番悩まされるのは梅雨、夏の時期ですからね。「買うなら迷わずコンプレッサー方式かな」と結論を出しかけたところでこんな情報も。

「最近ではイオンを使った消臭機能や、部屋干しに便利な機能が付加されているものがトレンドです。実は除湿機は部屋の湿気・カビ対策になるのはもちろん、部屋干しにも大変役に立つ家電です。日中家にいることの少ない一人暮らしのビジネスマンだと『除湿機を使う場面は少ない』と思われるかもしれませんが、実はそのような生活スタイルの方にこそ、お勧めできる家電です。年間の部屋干し状況を考えたうえでデシカント方式、ハイブリッド方式も検討してみてください」

おっと悩む要素が増えました。ちなみに、他にチェックすべきポイントはありますか?

「部屋干しをメインに考えているのであれば、実際に使用する部屋のサイズよりひとまわり大きな部屋に対応する、パワーのあるものを選んだ方がいいですね。また、どの方式も水がタンクに溜まっていきますから、それを捨てる手間が発生します。タンクの容量は大きい方がその回数が少なくてすみます」

正直言って存在感の薄い家電と感じていましたが、カビ対策になるだけでなく、部屋干しにも役立つという情報は思わぬ収穫でした。部屋干しによる湿気や、あの生乾きのニオイに悩む人は購入を検討してみてはいかがでしょうか?

(宇都宮 雅之)

※この記事は2012年7月に取材・掲載した記事です

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