みんなどれだけ寝られている?

睡眠時間の“理想”と“現実”

2014.07.22 TUE


東京都の『健康に関する世論調査』では、職業別や雇用形態別の睡眠に関する調査も。たとえば「理想の就寝時間に寝られない理由」を職業別でみると「就業時間・帰宅時間が遅い(残業等による)」と答えた割合が高かったのは、事務職53.7%、専門・技術職49.4%など。また、「実際の睡眠時間」が「6時間未満」と回答したのは、正社員・正規職員50.4%に対し、それ以外は41.5%だった iofoto / PIXTA(pixta.jp)
連日の残業や飲み会、深夜のテレビ鑑賞やゲームなど、つい寝不足になってしまう人も少なくないはず。実際、若手ビジネスパースンの睡眠時間は、どのくらいなのだろうか?

今年5月に東京都が発表した『健康に関する世論調査』によると、20~30代の男性のほぼ半数が「6時間未満」しか寝ていないという結果に(20代男性49.5%、30代男性50.0%)。一方、彼らの考える「“理想の”睡眠時間」として最も多かったのは「6時間以上7時間未満」(20代男性43.6%、30代男性41.5%)で、「6時間未満」と答えたのは、20代男性6.9%、30代男性6.7%とごくわずか。つまり大多数は不本意ながら「6時間未満」しか寝られていないことになる。

また「就寝時間」に関する“理想”と“現実”のギャップも明らかに。性別や年代を問わず「“理想”の就寝時間」として最も多かった回答は、「午後10時過ぎから午前0時まで」(20代男性49.5%、30代男性59.8%)。だが、「“実際”の就寝時間」で最も多かったのは「午前0時過ぎから午前2時まで」(20代男性62.4%、30代男性55.5%)と“理想”より2時間遅い。

では、なぜ“理想”と“現実”にギャップが生じてしまうのか?
「理想の就寝時間に寝られない理由」について調査結果をみてみると、「就業時間・帰宅時間が遅い(残業等による)」という回答が最も多く、20代男性で47.3%、30代男性で57.6%に上る。また、「勤務時間中」(20代男性14.5%、30代男性10.9%)という人も少なからずおり、両者合わせて20代男性の約6割、30代男性の約7割が、仕事の都合で“理想”の就寝時間に寝られない状況がうかがえた。

ちなみに、同じ20~30代とはいえ、男女間のギャップは少なくない。たとえば前述の「6時間未満」しか寝られていない人の割合は、20代では、男性49.5%に対し女性34.3%。30代では、男性50.0%に対し女性42.1%。女性の方が男性より睡眠時間が長いようだ。

20~30代ビジネスマンの睡眠環境はなかなか厳しいようだが、実はひとつ意外な特長がある。それは同調査での「睡眠の質」の項目。「寝床に入っても寝つきが悪い、途中で目が覚める、朝早く目が覚める、熟睡できないなど、眠れないことがありましたか」との質問に対し、「めったにない」あるいは「まったくない」と回答した割合が、20代男性66.3%、30代男性60.4%と、全世代の52.4%を大幅に上回ったのだ。つまり、R25世代は睡眠時間こそ少ないものの、一度寝ついてさえしまえば、グッスリと睡眠できているというわけだ。

“理想”の睡眠時間が取れないうえに、寝苦しい夜の増えるこれからの季節、せっかくの「睡眠の質」を維持するためにも、熱帯夜対策は万全にしておきたいものだ。 
(吉原 徹/サグレス)

※この記事は2012年7月に取材・掲載した記事です

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト