お盆の前におさえておきたい作法

友引・仏滅のお墓参りはOK?

2014.07.03 THU


天候に左右されずにお参りができる「室内型墓地」(画像は千葉県の「常光閣」)。墓石は、色やデザインが自由に選べるそう 画像提供/もしもドットネット
お盆が近付き、「お墓参り」へ行く機会も増えますよね。でも、「正しいお墓のお手入れは?」「墓石に水をかけるのってなんで?」と、意外にお墓参りのことをよくわかってないかも。そこで、お墓に関する相談が専門の「お墓ディレクター」の沖佐々木望さんに、正しいお墓参りについて教えてもらいました。

「まず、お墓のお掃除についてですが、墓石を磨くときは、タオルやスポンジなどの柔らかい素材を使ってください。墓石によく使われる御影石は傷がつきやすいので、タワシなどで磨くと傷だらけになってしまいます」

最近は、墓石専用の洗剤も売られているので、汚れが目立つ場合はオススメだとか。

「次に、お供えするお花について。定番は菊ですね。実は菊には香りと殺菌作用があり、昔は線香同様に故人のにおいを消し、穢れを清めるために供えられていたと言われています」

菊以外でも、故人が好きだったお花を供えてもOKとのこと。ただ、墓石に花粉が付くと取りにくくなるので、ユリなど花粉が落ちやすい花はおしべを除いて供えるとよいそう。

「そして、お参りの前には墓石の上から水をかけます。これには“お清め”の意味があるんです。まれに『故人に冷や水をかけるのはよくない』といわれることもありますが、そういった意味はないので問題ありませんよ」

ドラマなどで、「親父が好きだった酒だよ」と墓石にお酒をかける場面を見ますけど…?

「お気持ちはわかりますが、墓石のシミになるので避けた方がよいかと…。また、『友引や仏滅のお墓参りは避けるべき?』とのご質問も多いのですが、友引や仏滅は中国の『六曜占い』が起源なので、仏教とは無関係です。いつお参りしていただいても大丈夫ですよ」

ちなみに、お参り後に線香の火による火事が気になる場合は、途中で消してもよいとのこと。線香は、最後まで燃やさなくても供養になるらしい。これからは、正しくお墓参りをしたいと思います!
(オカモト犬助/short cut)


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