足元から老廃物を流すマッサージを!

「顔の肌荒れ」原因は下半身にあり

2014.07.02 WED


腸内環境を整えるために、便秘改善には水分の摂取がとても大切! とくに食物繊維(なかでも不溶性食物繊維)は、水分と一緒に摂ることで腸に有効に働くそう TOKIO / PIXTA(ピクスタ)
どうもお腹がスッキリしない日が続くと、どんなにたっぷり睡眠を取っていても、日に日に肌が荒れていく…というのは便秘がちな人に共通した悩みですよね。そう、お腹の状態が顔の肌に出てしまうことは有名な話。でも、一体どんなメカニズムがあるの? 小林メディカルクリニック東京の小林暁子先生に聞きました!

「お腹というより、下半身の状態が、肌に関係してくるといえます。第一の原因は“代謝の悪化”です。肌が正常にターンオーバーするには、全身に張り巡らされたリンパ管を通っているリンパ液の流れがスムーズであることが大切です。足がむくみがちな人は、足全体のリンパの流れが滞っている証拠ですが、その“詰まり”は次第に全身の代謝に影響を及ぼします。それによって、足のむくみだけでなく、顔の肌荒れまで引き起こされてしまうのです。つまり、顔の肌荒れを治したいと思ったら、顔やデコルテのマッサージだけではなく、全身のリンパの流れを良くするために、足元から老廃物をしっかり流すマッサージをすることが大切なのです」

肌荒れしたとき、顔のまわりをマッサージすることはあっても、同時に足のマッサージをする必要があるなんて、思いもよりませんでした…。

「第二の原因は“腸内の悪玉菌”です。便秘が続いて腸内に老廃物が溜まった状態だと、悪玉菌が多くなります。悪玉菌が増えると、腸内の食べもののカスの腐敗が促進され、発生した有毒ガスが長く体内に残ってしまいます。それにより、便やおならのにおいが臭くなるほか、体臭や口臭にも影響が及び、さらに有毒ガスが血液をめぐるせいで吹出物などの肌荒れを引き起こします。悪玉菌は、脂の多い肉やバター、卵黄など、動物性脂肪の多い食品ばかりに偏った生活をすると増殖します。また、ストレスが多いと消化液の分泌が抑制されるため、悪玉菌が生息しやすい腸内環境になってしまいます」

便秘が肌荒れを引き起こすことは、なんとなくわかっていましたが、有毒ガスが血液を巡っていたなんて! 悪玉菌を防ぎ、善玉菌を増やすためには、食物繊維の多い食事が必須。バナナやキャベツ、大豆などの「不溶性食物繊維」と、アボカドやりんご、ごぼうなどの「水溶性食物繊維」を多く含む食べ物を、意識的に食生活に摂りいれるのが良いようです。

「患者さんを診ていて感じるのが、下半身が詰まっているせいで、肌のトラブルを抱えている人が多いということ。顔の肌荒れに悩んだとき、肌に合う基礎化粧品を使うのももちろん大切ですが、その前に考えないといけないのが、とくに足元のリンパの詰まりと便秘が根本的な原因になっていないかどうか。ここが滞っていると、下水道が詰まっているようなものです。一箇所だけを部分的にケアするのではなく、自分の全身をトータルで観察し、治していくことが大切ですよ」

肌のトラブルが起きたときこそ、自分のコンディションを再確認するとき! 夏の冷房によって下半身がむくんだり、お腹が冷えたりしがちな今、改めて下半身の健康を心がけましょう。

(富永明子)

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