エストロゲンは肌や髪をつやつやにするというけど

女性ホルモンはセックスで増える?

2014.07.09 WED


自分の体調の変化に早めに気づくためにも、日頃から生理周期はきちんと把握したほうがいいようです。 写真提供:teresa / PIXTA(ピクスタ)
セックスをすると女性ホルモンが出て肌がつやつやになるとか、逆にセックスをしないと女性ホルモンが減るなんて噂をよく耳にしますが、ホルモンの量って、そんなに簡単に増えたり減ったりするの? そんな疑問を、産婦人科医の富坂美織先生に聞いてきました。

「更年期などなんらかの原因で女性ホルモンが減っている状態では、膣の中が乾いたり、気分が滅入ったりして、そんな気分になれないとか、痛みを感じてできないということがあります。つまり、セックスをしないから女性ホルモンが減るのではなく、何らかの原因で女性ホルモンが減ったためにセックスができない。因果関係はむしろ逆といったほうがよいかもしれません」(富坂先生)

なるほど。ホルモンの量がセックスへの向き合い方に影響してしまうんですね。ただし、女性ホルモンが一定の範囲内で増減するのは自然なことだそう。

「女性ホルモンの分泌量は生理周期によって基準値が変わります。2種類の女性ホルモンのうち、卵胞が成長する時期にはエストロゲンが増え、子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態に変化させるためにプロゲステロンが増える。また、生活習慣が乱れれば、一時的にホルモン値も乱れることがあります」

ちなみに20代、30代の健康な女性であれば、セックスに差しさわりが出るほど女性ホルモンが減ることは、めったに考えられないそうです。

ところで、女性ホルモンは脳からの指令で分泌される、と聞きますが、恋愛をするなど幸せを感じることと、ホルモンの分泌量に関連はあるのでしょうか?

「恋愛をしている人のエストロゲン値が高いということは言えないと思います。また、ストレスが無いほうが妊娠しやすいと言われていますが、それはエストロゲン値が高いからというわけではありません」

ホルモン値の微妙な増減の判断は難しいが、生理周期が整っているか、セックスの時に何か異変が無いかなどが、女性にとっては健康のバロメーターになると富坂先生。忙しいと自分自身の健康管理がおざなりになりますが、時には自分の体に目を向けてみてはいかがでしょうか。

(相馬由子)

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