推計総額は約3847億円!

海外旅行の“余らせ外貨”巨額な損失の実態とは?

2014.08.15 FRI


帰国間際になって、余らせてしまった現金で、それほど欲しくもないものを買ってしまった経験はないだろうか? 「使い切らなきゃ…」という心理が働いてしまうのも、現金のマイナス面といえる
夏休み真っ只中、これから旅行を計画している人は、円安トレンドが気になっているのでは? だが、海外旅行でムダな出費を抑えたいなら、為替による差額よりも、気をつけるべきポイントがあるのをご存じだろうか?

~“余らせ外貨”をいかに減らすかが節約のポイント~

旅行スタッフ派遣業務を行う旅行綜研の調査によると、直近の1年間に海外旅行に行った人のうち、9割以上の人が両替した外貨を余らせている実態が浮き彫りになった。また、この“余らせ外貨”の総額は一人当たり2万1632円、全ての海外旅行者数から推計すると、なんと約3847億円という結果に。 両替総額は約1兆6361億円と推計されるので、約1/4が余分な外貨として余ってしまっている計算になるのだ。

さらに、余った外貨をそのまま保管する人の割合は81.7%で、頻繁に海外旅行に行く人ならともかく、結局そのままタンスに眠らせてしまっている人も多いよう。
また、15.6%の人が日本円に再両替していると回答。これだと、円から外貨、外貨から円と二重に手数料が取られるのでかなり損していることになる。

そもそも、みんなが外貨を両替する際に、どのくらいであれば残ってもよいという許容範囲なのだろう? 25~34歳までの海外旅行経験者100名にアンケートを行ったところ、5000円以内に抑えたいと考えている人が70%だったのに対して、実際にどれくらいの外貨が残ったか、の質問に対しては、5000円以上残してしまった人が43.6%という結果となり、 “余らせ外貨”が思いのほか多くなっている実態が見受けられた。また、「渡航先で外貨を使い切るのは難しい」と考えている人の割合も、81.8%と高く、予定通りに外貨を使い切れていない実情が伺える。

そこで「余らせ外貨予防策」としてオススメしたいのが、はじめから外貨を多めに持たないことだ。現金ではなく、極力カードを使うようにして、チップや公共交通機関など、どうしても必要な現金での支払いの分だけ、現地のATMを利用するなどすれば、“余らせ外貨”を減らして節約することができる。旅行総研の調査でも、小額でもカードを使うカード派の方が、現金派よりも“余らせ外貨”が少なく、旅先で持ち歩く現金の額も平均で1万円以上少ないという結果がでている。もちろん、海外で利用した分ももちろんポイントやマイルがつくので、カードの活用はお得でスマートな節約につながりそうだ。

また、一方で、海外で多額の現金を持ち歩くのは安全面のリスクも高い。今年4月に行われたトラベルジャーナルの調査によると、2012年の日本人海外旅行者の盗難・紛失などの現金被害総額は推計152億円にのぼるのだそう。なんと、昨年度の「振り込め詐欺・母さん助けて詐欺」の総額に近い金額になっているのだ。安全性を考慮しても、カードの活用が賢い選択といえる。現金の盗難や紛失は当然のことながら戻ってくることはないが、カードは盗まれても、24時間対応の電話窓口ですぐに停止でき、万が一不正使用されるようなことがあっても、その分は補償の対象になり請求されない※。現金より安全でもあるのだ。

“余らせ外貨”予防のためにも、安全面からも、次の海外旅行プランはカード中心に組み立てることを考えてみてはいかがだろう?

※カードの条件による。また、裏面にサインがないなど本人に明らかな過失がある場合は除く。

※この記事は2013年8月に取材・掲載した記事です

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