キレイなお兄さんは好きですか?

秘密の花園「男の娘」バーとは

2014.08.21 THU

コスプレ喫茶、おでん缶、痛車…などなど、独自の進化を見せるアキバカルチャー。そんなアキバを発祥とする、新たなムーブメント“男の娘バー”をご存知でしょうか。
“男の娘”というのは、女装した男性のこと。特に、見た目が女性、または、それ以上の可愛さを有する男性を指し、異性愛、同性愛に関わらず、カワイければ“男の娘”と見なされるようです。そんな“男の娘”たちが接客してくれるバーこそが、“男の娘バー”なのです。

では、その実態は? ということで、興味半分、怖さ半分で訪れたのは、秋葉原にある“男の娘バー”「NEW TYPE」。店内は黒と赤を基調としたシックな雰囲気で、席数は50席ほど。チャージ料1300円でワンドリンク付き。で、肝心の店員さんはというと、どの“男の娘”を見ても美女、美女、美女…のハイクオリティ! 関連グッズが販売されるなど、その扱いはアイドル並み。

「うちのキャスト(店員)は、厳選審査で選ばれた“男の娘”たちです。キャストの可愛さには自信がありますよ(笑)。お店のおすすめは、焼きそばとバニラアイスを混ぜたカオス焼きそばなど、一見マズそうだけど実は美味しいカオスメニューですね」(NEW TYPE代表 茶漬けさん)

続いては、秋葉原からほど近い、湯島にある「若衆BAR 化粧男子」。お店に入ると出迎えてくれたのは、着物姿の“男の娘”。歌舞伎の女形を思わせる艶やかさがあり、女性よりも女性らしい、“男の娘”にしか出せないなまめかしい色気を醸しだしています。お店のスペースが五坪ということもあり、店員さんとお客さんとの距離が近く、肩肘張らないアットホームなお店です。今の時期は、店内にコタツが用意され、お客さん同士の交流も多いそう。気になるチャージは1500円で、おでん(3品)、突き出し、和菓子が選択可能。各地から取り寄せた地酒は、酒にうるさい人にも好評なんだとか。女性のお客さんも多く、土日のお昼は、男装スタイルの“男の娘”によるカフェ「男装モード」も展開中です。

「女装というと一般の人は、新宿二丁目のニューハーフバーなんかのド派手でにぎやかなイメージを想像しますが、うちは、そういう感じではなくて、しっとりとおちついて飲めるお店ですよ」(若衆BAR 化粧男子 代表 MIYAさん)

“女装”と聞くと、ついイロモノ的なイメージを抱きがちですが、“男の娘バー”は、“男の娘”の中性的な魅力を楽しめるバーでした。

しかし、なぜ今、“男の娘バー”が流行っているのでしょうか?

「女性が接客するお店では出来ないマニアックな話ができる、というのが理由の一つじゃないでしょうか。メイド喫茶などの女のコも、アニメや漫画の話は出来るんですが、その作品のコアな部分になると弱かったりするんです。“男の娘”は、男のオタク的な要素も持ち合わせているので、そういった話でお客さんと盛り上がれるんです。スポーツの話ができるのも“男の娘”の強みですね」(茶漬けさん)

なるほど。カワイコちゃんとマニアックな話で思う存分、盛り上がれる。そんな男の夢を実現できるのが“男の娘バー”なんですね! 
これまでになかったコンセプトの“男の娘バー”。行きつけの飲み屋のように、気軽に立ち寄れる日も近いかもしれません。
(名嘉山直哉/DECO)

※この記事は2011年2月に掲載された内容の再掲載です

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