5人に1人が糖尿病の予備軍とも…。

散歩が効果大?糖尿病に効く運動

2014.08.26 TUE


食事の最初に食べれば、糖尿病予防になるサラダ。男性は外食のとき、単品メニューを頼みがちだけど、野菜のメニューを1品付ける習慣を心がけてみては
生活習慣病の代表的なひとつ、糖尿病。厚生労働省が実施した平成19年度の国民健康・栄養調査によれば、およそ5人に1人が糖尿病の危険にさらされているとのことで、その割合は年々、増加傾向にあるそうです。ハードワークや食べ過ぎなど、不摂生をしがちなR25世代としても、いざというとき焦らないために、今のうちに知識をつけておきたいもの。調べてみると、週に2、3日ジムに通うよりも、毎日食後に散歩したほうが糖尿病には効果的、という情報を発見しました。これ、真偽のほどはどうなんでしょうか? 食と健康の関係に詳しい管理栄養士の西村小涼さんに聞いてみました。

「『歩く』という行為が、糖尿病改善にプラスに働くと考えられています。歩いて足の裏を刺激すると、血行が促進され、結果的に、体中の血液循環が良くなります。糖尿病は、血糖値が通常よりも高い状態で、血液中にブドウ糖が過剰にあふれているため、血の流れが悪くなっています。血液循環を改善すれば、余分なブドウ糖が体の細部の血管まで行き届き、必要なエネルギーとして消費され、血糖値が下がります。その意味で、週に2、3日ジムに通うより、少しでもいいので毎日食後に散歩したほうが、それだけ血糖値を下げる機会が多いといえますね」

とはいえ、もちろんジムに通うのも、糖尿病改善としてはおすすめだそう。

「ジムに通って筋肉を増やせば、それだけ全身の代謝、つまりエネルギーを消費する力が上がって血糖値が下がるので、糖尿病改善の効果を期待できます。だから、食後の散歩を日課にして、行けるときにジムで体を鍛える、というのが糖尿病とうまく付き合っていく理想的な形ですね」

な~るほど、1に「歩く」で、2に「筋トレ」、と。では食事をするときの話ですが、野菜から食べ始めると、糖尿病に効くというウワサがあるのですけど?

「一理あります。血糖値は、食事から摂った糖分が血液の中に入ることで高くなりますが、野菜を先に食べると、中に含まれる食物繊維が有効に働いて、この上昇を緩やかにすることができるんです。長い目で見ると、糖尿病の改善につながりますよ。あと、野菜は歯ごたえのあるものが多く、良く噛んで食べますよね。噛むという行為が、脳にある満腹中枢も刺激するので、食べ過ぎ防止にもなるでしょう」

糖尿病には、ちょっとした運動や、野菜の摂取といった、日々の生活からできることがあるんですね。これは覚えておかないと。
(伊藤 裕/GRINGO&Co.)

※この記事は2011年09月に取材・掲載した記事です

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