身体にまつわる都市伝説 第210回

コンタクト着けっぱなしは目の毒?

2014.08.04 MON

身体にまつわる都市伝説


動きやすく見えやすいコンタクトレンズは魅力十分だが、使用には衛生面ほか、十分な配慮が必要なのだ 写真提供/PIXTA
パソコンやスマホが生活に欠かせなくなった昨今、近視に悩まされている人は少なくないだろう。最近はファッションアイテムとして眼鏡を愛用する人も多いが、スポーツをたしなむ人などにとってはやはりコンタクトレンズがマストアイテムだ。

「レンズと眼球の距離が近い分、コンタクトレンズの方が眼鏡よりもはるかにクリアな視界を保てます。また、スポーツやレジャーなどの際に邪魔にならないのは、コンタクトレンズの最大のメリットでしょう。ただし、眼球に対する影響を考えると、眼鏡の方が負担は断然少ないんです」

こう語るのは、横浜相鉄ビル眼科医院の大高功先生だ。眼科医の立場から見て、コンタクトレンズには3つのデメリットがあるという

「まず、常に眼球をこすり続けるため、慢性充血や瞼裂斑(けんれつはん。結膜が炎症を起こして変質する症状)といった異常をきたすリスクがあること。次に、目の感覚が鈍ることで涙の分泌量が減り、ドライアイになりやすいこと。最後に、角膜に雑菌が侵入し、感染症を引き起こす可能性があることです」

うーん、僕らが思っていた以上に、コンタクトレンズの負荷は大きいようだ。では、コンタクトレンズを使う上で、少しでも目の負担を和らげるにはどうすればいいだろう?

「私が推奨したいのは、眼鏡とワンデータイプのコンタクトレンズを併用すること。使うたびにコストがかかるワンデータイプなら、コンタクトレンズの利用頻度を少しでも抑えられるでしょうし、使い切りなので衛生面のリスクも少ないですからね」

ちなみに眼鏡とコンタクトでは、どちらの方が近視を進めるかという疑問もあるが、これについては現在、正式な臨床データは存在していないという。

ともあれ、眼は一生大切に守っていきたい器官の1つ。コンタクトレンズユーザーの皆さん、くれぐれも余念のないケアを!
(友清 哲)

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