テレビの観過ぎは寿命を縮める?

寿命を縮めない!?賢いテレビ視聴法

2014.09.04 THU


NHK放送文化研究所が実施した平成23年6月の「全国個人視聴率調査」によれば、日本人のテレビ視聴時間は1日あたり平均3時間46分。アメリカは平均約5時間(Nielsen調べ)にも上るとか teresa / PIXTA(pixta.jp)
「テレビを観過ぎると目が悪くなる」とは、子供の頃からよく親に言われたことですが、さすがに「早死にするぞ!」と脅されたことはありませんよね。ところが先日、そんなにわかには信じがたい研究結果をオーストラリアの研究機関が発表しました。

同国で実施されたこの研究は、1万1000人の成人を対象にした調査と、同国の人口動態統計を元に寿命とテレビの関係を分析したもの。それによると、1日平均2時間テレビを観る人は、まったく観ない人に比べて男性は平均1.8年、女性は平均1.5年ほど寿命が短くなっているというのです。

また米国でNielsenが実施した調査では、1日平均4時間以上テレビを観る人の平均寿命は75.5歳となっており、米国の平均寿命78.8歳より3.3歳も短いという結果が導き出されているのだとか。

しかし、当然のことながらこの結果を鵜呑みにするわけにはいきません。Center for Circadian Medicineのディレクターを務めるマシュー・エドランド医師は、寿命のように複合要因が影響する問題をたったひとつの単純な答え――この場合、テレビの視聴時間――で片付けることはできない、と警告しています。アメリカ人の85%がベッド上で亡くなっているとしても、ベッドが人間の死因になっているわけではないでしょう、と。

ここで頭に浮かぶのが、テレビの視聴時間が長い人は運動不足でもあるのでは、という仮説です。しかし同医師によれば、運動習慣がある人でも座ってテレビを見ている時間が長い人は死亡率が高いというデータがあるとのこと。このデータを踏まえ、同医師はテレビの視聴スタイルについて半ばジョークのような5つの提案をしています。

1.立って観る。座って観るよりも、25~50%多くカロリーを消費する。また歩き回りながら見るのもお勧め。

2.家族や友人と一緒に観る。ひとりで観るよりも、ぜひ大人数で。

3.エクササイズマシンを使いながら観る。自転車をこぐマシンや、ステッパーなど、その場でできるものならなんでも。

4.番組を観終わったら、一緒に見た人たちと内容について語り合いながら散歩する。

5.食べながら観ない。テレビに夢中になるとついつい食べ過ぎるので、水で我慢すること。

みなさんはどう思われますか? これってテレビだけじゃなくて、パソコンにも共通しそうですよね。でも誰かと一緒にPCモニターを共有することなんてないし、エクササイズしながらネットサーフィンするわけにもいかないし…。

パソコンの前に座っている時間が長い私たちも、寿命が縮まないように、何か対策を考えたほうが良いんでしょうかね。
(岡 真由美)

※この記事は2011年10月に取材・掲載した記事です

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