社会に出ると友達観にも変化が?

「友達づきあい」のリアルな実態

2014.09.08 MON


親友、友達、知り合いのボーダーラインをアンケートから探った。「ケータイで連絡を取り合う」「SNSやメールを通じてやりとりする」などの相手は、約4割が「知り合い」と回答。回数は少なくても、直接会って楽しむかどうかが親しさのバロメーターとなるようだ
サークル活動に飲み会…と友達と過ごす時間が多かった学生時代。社会に出てはや数年経ち、振り返るとあのころとはつきあい方が変わった気がするけど、みんなはどう? 20~30代の男性50人を対象に「友達づきあい」についてアンケート調査を実施した。

まずは気になる男友達の数。0~300人とばらつきが見られたが中央値は16人で、平均は35.4人。どんな人を「友達」もしくは「親友」と考えているかというと、約9割の人が「どんな悩みでも相談しあえる人」「自分の素の部分をさらけ出すことのできる人」などとしている。

ではその友達とはどこで知り合ったのか? 上位はいずれも学生時代(1位…大学・専門学校26.5% 2位…高校22.3% 3位…中学13.8%)。社会に出るとそのつきあい方に変化が生じているようで、会ったり電話したりする頻度は「減った」との回答が約8割。その一方でメールの頻度は「増えた」とする人が比較的多く、直接の会話より、時間的制約の少ない方法に移行している傾向が。実際に会ったときの交際費は「増えた」が64%で、金銭に余裕の出る社会人ならではの変化といえるだろう。

社会人になってからできた友達とはどうだろうか。つきあい方は「広く浅く」なり、会う頻度も学生時代からの友人に比べると少ないと答える人が多数。一見、関係が希薄になったかにも見えるが、約8割の人が年齢層や話題の幅が広がり、親密度も以前からの友人と変わらないと答えるなど、肯定的な見方をしている。

実際に「現在の友達の数やつきあい方に満足か?」の問いには、「満足」が約8割。「学生時代の友人は一緒にいて気持ちいい関係。社会人になってからの友達は、適度な距離感で、共通の趣味などを通して刺激し合える関係」(33歳・金融)と、状況に応じたつきあい方に不満はないようだ。

一方で「学生時代は屈託なくみんな友達と呼べたが、社会に出て利害関係があると純粋な友達とは言いづらい」(35歳・自営業)との回答も。社会人になったからこそ、本当に友達と呼べる相手には、深いつながりを感じるようになるのかもしれない。

さらに「昔より時間を大切にするようになった」(29歳・会社員)という回答からは、限られた時間の中でお互いのライフスタイルに合った“実のあるつきあい方”をしている姿も垣間見える。忙しい日常を送るR25世代ならではの知恵ともいえそうだ。
(山下陽子/Office Ti+)

※この記事は2010年11月に取材・掲載した記事です

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