葬式、お墓以外にも…

ペットが亡くなった時の対処法

2014.09.10 WED


羊毛と犬の毛で作るフリースドッグ。オーダーメードのほか、キットをもとに自作できるものもある。「愛犬が元気なときに表情や仕草を見ながら作ると、思い出の作品になるはずです」(フリースドッグの考案者・SINCOさん)
人間より寿命が短いこともあり、「愛するペットの死」はペットを飼う人なら避けて通れないもの。でも実際その死に直面したら、僕らはどのように弔えばいいのだろうか?

「最近は家族の一員として、ペットも人間と同じように弔い、供養する習慣が根付いてきています」と話すのは、All About犬ガイド・ドッグライターの大塚良重さん。

「ペット用の火葬車で行なう訪問火葬や、人間に近い形で行われる葬儀が一般化しつつあり、火葬後に散骨を行う葬儀社も出てきています。ただし、なかにはお骨の返却すらしない悪質な葬儀社もあるので注意が必要です。ペットの火葬を行っている自治体の場合も、ほかの廃棄物と一緒に燃やしてしまうことがあるので、まずはかかりつけの動物病院などに、遺体の管理法や葬儀の方法について相談するほうがいいでしょうね」(大塚さん)

実際にペットの火葬、散骨を行い、ネット上でのバーチャルペット霊園なども運営しているアイキャンにも話を伺いました。

「散骨は弊社所有の山林内か、東京湾の海洋などで行っています。最近は庭のある家も少なくなりましたが、ペットを自然に還したいと考える方は多いようですね。バーチャルペット霊園にはご登録された方のお墓が並んでおり、ペットを亡くされた方々が励ましあう場にもなっています」(アイキャン・渡辺正さん)

また、線香立てや体を包む“おくるみ”などのお見送りの道具、思い出を心に留めるための“メモリアルグッズ”などにも、様々な種類のものが出てきているそうです。

「ペットの被毛を混ぜた羊毛のフェルト地で生前の姿を再現するぬいぐるみは、多くの方が利用しています。そのほか被毛や遺骨から作るアクセサリーは『生前同様、常にペットの側にいたい』という方に支持されていますね」(大塚さん)

さらにはペットを剥製にするという方法も。三鷹の老舗剥製専門店「アトリエ杉本」には、ここ5~6年でペットの剥製化の問い合わせが増加しているとか。

「お顔や全身を写した写真があれば、表情を含めて生前に近い姿を再現できます。死後に時間が経ちすぎていると、剥製化が難しい場合もありますので、事前にお問い合わせをいただけますと助かります」(アトリエ杉本・杉本恵司さん)

家族の一員として暮らしてきたペットを、どのように見送り、思い出をどう残すのか。ペットを愛する気持ちがあればこそ、事前に考えておくべき問題なのかもしれません。
(古澤誠一郎/Office Ti+)

※この記事は2010年11月に取材・掲載した記事です

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト