必要なのは、資格よりもまず情熱!

僕もなれる?ギネス世界記録認定員

2014.08.29 FRI


好きな記録は「ハイヒールで走る100m最速記録」。「一見ユニークな記録ですが、女性100m短距離走の世界記録と4秒程度しか違わないすごさに驚きます」(石川さん)
バラエティ番組で芸人がギネス世界記録に挑む! しばしば、テレビで目にするシーンだ。そこによく同席しているのが、紺色の制服を着たギネス世界記録公式認定員。あの職に就いているのは、いったいどんな人たちなのだろう? そんな疑問を解決すべくギネスワールドレコーズジャパンへ赴くと、ギネス世界記録認定員の石川佳織さんが出迎えてくれた。

「私たちギネス世界記録認定員は、ギネスワールドレコーズの社員で記録管理部という部署に所属しています。ギネスワールドレコーズはイギリスが本社で、ニューヨーク、北京、ドバイ、そして東京に支社があり、日本のテレビ番組などに立ち合っているのは東京オフィスの社員です」

実は『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の最終回で、タモリさんに「生放送バラエティ番組 単独司会最多記録」の賞状を渡したのが石川さん! しかも、彼女は日本人初のギネス世界記録認定員だという。認定員になるには、どんな資格が必要?

「本社がイギリスなので英語のスキルは必須ですが、特に必要な資格はありません。どちらかというと、好奇心が旺盛でフットワークが軽く、一人でどこにでも行けるといった点が重要かもしれませんね。突然、『明日インドに行ってくれ』なんてこともありますから。また、記録管理部の性質上、何か一つの分野に詳しいことも強みになると思います」

ギネス世界記録公式認定員って、ギネス世界記録を認定するのが仕事ですよね…? なぜ専門的な知識があることが強みに?

「テレビに映ったあの姿は、私たちの仕事の一部にすぎないんですよ。そもそも、ギネス世界記録は、『計測できること』『証明できること』『標準化できること』『破られうること』の4つの基準を満たしていなければなりません。ですから、記録管理部は認定に至るまでに、まず申し込みのあった記録が記録として成立するかを検討し、計測のルールを作ります。記録は食やスポーツ、医学など多岐にわたりますから、ルール作りには様々な知識が必要なのです。たとえば、マリオグッズのコレクションを認定するとしたら、何をもってキャラクターグッズとするかはゲームの専門家と、グッズの数え方についてはコレクションの専門家と相談しながら進めます」

記録管理部にはスポーツに詳しい人、車のエンジニア、医学の専門家など、特定の分野に精通した人たちがいるそうだ。それぞれの専門家は海外の支社にいることも多く、すべての記録管理部の社員で連携しながらルールなどを作っていくという。

最後に、私たちがギネス世界記録認定員になれる可能性を聞いてみると…。

「英語力はマストですが、チャレンジ精神があれば可能性はありますよ! 私を含め、ギネス世界記録認定員は他の経験を積んでから入社するケースが多いですから。今の仕事の専門知識を生かせるチャンスかもしれませんね」

ちなみに、求人情報はウェブサイトに記載されることもあるとか。世界を飛び回るギネス世界記録認定員、目指してみるのも悪くないかもよ?
(有馬ゆえ+ノオト)

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