家事イケメンのトリセツ

検証!Tシャツが伸びない洗い方

2014.09.10 WED

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普通の洗たく洗剤で洗った左側のTシャツは、「エマール」で洗った右側のTシャツよりも、首回りが伸びたり、脇の下から裾までねじれたりと、型崩れしているのがわかる。1回だけでこれだけ違うとなれば、何度も洗たくしていくうちに、大きな違いを生みそう…(※衣類により効果は異なります)

洋服のダメージ、その正体は塩素と摩擦にあった!



「どんなTシャツでも、洗い方が正しければ、色があせたり、首が伸びたりすることを極力防げますよ」と教えてくれたのは、花王でエマールのマーケティングを担当している野原聡さん。正しい洗い方って、ちょっと面倒くさそう。 

「簡単ですよ。服にやさしい洗たく洗剤を使えばいいんです。家庭用洗たく洗剤には、大きく分けて2種類あります。1つ目は、普通の洗たく洗剤。これは、汗やニオイ、皮脂、食べこぼし、靴下の泥や黒ずみなど、全ての汚れをしっかり落とすことを前提に作られています。もう1つは、服にやさしい洗たく洗剤。これは、汗やニオイ、皮脂の汚れは普通の洗たく洗剤同等にしっかり落としますが、食べこぼし、靴下の泥や黒ずみなどの洗浄能力は、普通の洗たく洗剤に及びません。しかし、その分、服を傷めにくい洗剤なんです」

花王の洗たく洗剤でいえば、「アタック」や「ニュービーズ」などは、普通の洗たく洗剤。「エマール」は、服にやさしい洗たく洗剤にあたるという。しかし、なぜ服が傷まないのだろう。

「服の傷みには、色あせと型崩れがあります。色あせは、水道水に含まれる塩素が繊維の染料を攻撃するのが主な原因。『エマール』には、塩素を吸着する色あせ防止成分が配合されています。次に型崩れですが、主な原因は、繊維同士の摩擦。そこで、繊維潤滑成分を配合することで摩擦を少なくして、伸びや縮みなどの型崩れを防ぐ処方設計となっています」

型崩れを防ぐためには洗剤選びのほかに、もう1つ大きなポイントがある。それが、洗たく機の洗浄コースで「ドライコース」(機種によって、手洗いコース、ソフトコース、おうちクリーニングコースと表記)を使用することだ。ドライコースは、洗たく槽がほとんど動かず、繊維の擦れが少ないので、ダメージも少なくなるのだとか。

「普通の洗たく洗剤は、洗たく槽が動くことで液が繊維に浸透し、機械力で汚れを落とすような仕組みです。ただ、機械力がかかれば、汚れは落ちるけど、衣類にダメージを与える。そこで『エマール』は、洗たく槽がほとんど動かないドライコースでも液が繊維に浸透し、汚れが溶け出す技術を採用しました」

ということで、編集部独自で「エマール」と普通の洗たく洗剤でTシャツを洗い比べテストを行ってみた。汚れ落ちに遜色はないが、普通の洗たく洗剤で洗ったTシャツには、伸びや縮みなどのダメージが見られた。大人は泥汚れや食べこぼしは少ないし、汗や皮脂の汚れが落ちれば十分。たった1回の洗たくでこんなに違いがでるのなら、エマールで洗った方がいい服は結構多そうだ。
新しくなった「エマール」は、これまで以上に洗浄力がアップ。ニットなど、デリケートな素材のものだけを洗う特別な洗剤ではなく、大切にしたい服を日常的に洗える洗剤へと進化した。普通の洗たく洗剤と同じように、洗たく機に「エマール」を投入したら、あとはドライコースで洗うだけだ
「『エマール』は、ニット、レース素材、飾りのついたものなど、特定の服だけを洗う特別な洗剤だと思われがちですが、私は、普通のTシャツでも『エマール』で洗っています。お客様のなかには、靴下や下着などとシャツやズボンなどを分けて、普通の洗たく洗剤と『エマール』を使い分けて洗たくしているという方もいらっしゃいますよ」

お気に入りの洋服はもちろん、安物のTシャツでも、できれば長持ちさせた方が経済的なのはいうまでもない。ヨレッとした洋服でだらしないと思われないように、洗たく用洗剤を器用に使い分ける家事イケメンを目指そう。

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