依存しやすく栄養失調になる可能性も…

「プチ断食=ダイエット」は誤解!

2014.09.17 WED


プチ断食のときは、フレッシュな野菜ジュースや果物ジュース、近年ブームになっているスムージーが最適。砂糖の量を調整するためにも、市販のものよりジューサーなどを使って自分で作るのがベスト わたなべ りょう / PIXTA(ピクスタ)
友達のSNSを見ていると、時々「週末はジュースクレンズでダイエット!」「プチ断食に挑戦中」と書かれているのを目にします。そのたびに、週末を飲み物だけで過ごすなんて大変そうだなと思う反面、痩せる効果があるから試す人が多いのかしらとも…。小林メディカルクリニック東京の小林暁子先生に「プチ断食」について聞きました!

「まず覚えておいていただきたいのは、プチ断食はダイエットではないということです」

えっ! あれはみんな、ダイエット目的でやっているのではなかったの?

「勘違いされている方も多いのですが、プチ断食は体内の働きを正常に戻すために勧められている方法です。ヘビーなものを食べすぎたり、食生活が不規則になりすぎたりすると、消化器が疲れて正常に働かず、胃腸の働きが鈍くなり、体内の循環が悪くなってしまいます。それを解消するために、ジュース類のみを飲む生活を数日続けることで、体内の器官を休め、溜めこんだ余分なものを排し、腸内環境を整える効果があります」

結果的に太りにくい体を作れるかもしれないが、数日で体重を減らすことばかり注目しないほうがいい、と先生は言います。

「プチ断食をしている数日は、食べないことにより血糖値が急に下がるので、頭がぼんやりしたり、頭痛がしたり、集中力がなくなったりすることがあります。お仕事のある日におこなうと支障が出ることが多いので、休みの日におこなうのがいいでしょう。また、ホルモンバランスが乱れる場合もあり、むくみやすくなるかもしれません。それから、プチ断食は続けるうちに快感になり、依存しやすくなることも報告されています。頻繁に繰り返してしまうと栄養失調にもつながりますので、慎重におこないましょう」

では、ベストなタイミングや頻度、方法はどんなものでしょうか?

「食べすぎなどで胃腸が重く、消化されていない感じがするとき、試すのがよいでしょう。口にするものは、噛まないで飲みこめるジュースなどが一般的です。休日に3日くらい集中しておこない、頻度は半年に1回程度がベター。また、プチ断食が明けてすぐ固形物を口にするのは避け、おかゆなどから慣らしていきましょう」

目的を「ダイエット」と考えてしまうと、体重の目盛りを下げようと無理して続けてしまいがち。ダイエットを意識するのではなく、あくまで「太りやすい体質を改善する」ことを目的として、ゆるやかにスリムな体を手に入れましょう!

(富永明子)

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