自宅でできる簡易検査キットも!

「睡眠外来」の診療内容とは?

2014.10.02 THU


入院検査の様子。本来は、頭の電極が取れないように包帯で固定する。6畳ほどの個室で、ベッドの寝心地がとてもよく、撮影中にもかかわらず眠りそうになってしまった… 写真/後藤渉
近年「睡眠外来」を設ける医療機関が増えているという。そこでは、どんな診療が行われているのか取材してみた。

若干緊張しながら訪れたのは、睡眠総合ケアクリニック代々木。第二クリニック院長の碓氷章先生は言う。

「睡眠障害は大きく分けて、『不眠症』『睡眠呼吸障害』『過眠症』『概日リズム睡眠障害』『睡眠時
随伴症』『睡眠時運動障害』の6種類。不眠症状だけ取り上げても、睡眠障害の10~20%の人が該当するといわれています」

こうした障害を完治させる術はないが、症状を軽くすることはできるという。

基本的な治療の流れは、問診→検査→投薬の順。症状によって様々な検査を使い分けるが、主に「入院検査」と「自宅での簡易検査」の2つに分けられる。

「入院検査」は専用の個室で一晩眠り、睡眠時の体の状態を検査するもの。検査内容は「脳波」「眼球の動き」「筋電図」「心電図」「いびき」「脚の動き」「動脈血酸素飽和度」「体位」など。翌朝、これらのデータをモニタールームで解析する。

一方、「自宅での簡易検査」はクリニックから装置を借りて自分で行う。同クリニックでは300円(税抜、3 割負担の場合)で装置を貸し出している。指先から脈拍数と動脈血酸素飽和度のデータを取り、睡眠時無呼吸症候群か否かをチェックできる。

「睡眠障害は現代病。社会の複雑化、高齢化、肥満化、睡眠不足、24時間社会化などに影響され、睡眠が障害されると、体も精神も影響を受けます。『おかしいな』と思ったら専門医の診察を受けましょう。眠りの質が高まると、体への負担も減ります」と碓氷先生。

ちゃんと睡眠はとっているはずなのに、なぜか日中、眠くてたまらない…など何か不調を感じたら、ためらわずに「睡眠外来」を受診してみると良いだろう。

(石原たきび+『R25』編集部)

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト