睡魔と闘う仕事やドライブで…

一番効く“眠気覚ましドリンク”は?

2014.10.13 MON


ごく普通のドリップコーヒー1杯には、カフェインが約100mg含まれる。「ブラックブラックスパークリング」もほぼ同じ100mgなので、カフェインだけを見れば効果の違いはそれほどなさそうだ。「ただ、“眠気覚まし効果”を謳う栄養ドリンクは、『飲めば効く!』という思い込みからくるプラシーボ効果も期待できるかもしれません」(坪田先生)
徹夜で仕事、はたまた夜中のドライブなど、睡魔と闘わなければならない局面で、ボクらの心強い味方になってくれるのが、“眠気覚ましに効果的”とされる飲み物の数々。コーヒーが手放せない人もいれば、栄養ドリンクを愛飲している人もいるだろう。

“眠気覚ましドリンク”にはいろいろなものがあるけれど、どれが一番効き目があるのだろうか。AllAbout睡眠ガイドで医師の坪田聰さんに教えてもらった。そもそも、眠気覚ましにはどんな成分が効くの?

「代表的なものとしては、やはりカフェインでしょうね。睡魔の原因のひとつは、アデノシンと呼ばれる物質の活性化の蓄積。カフェインには、このアデノシンの働きを邪魔する働きがあるので、眠気覚ましには非常に有効です。もちろん限度はありますが、摂取量が多いほど、効果も出やすくなるでしょう。ただ、残念ながら、どの飲み物でもカフェインの含有量に大きな差はないんです。栄養ドリンクでもせいぜいコーヒー1、2杯分といったところ」

ということは、コーヒーを何杯も飲むのが効果的なのかも…。でも、それでは胃が痛くなりそう。他にはどんな成分がポイントに?

「人は体温が下がると眠くなります。ですから、体温を上げてくれるカプサイシンなど辛味成分を摂取するのも効果的。また、血糖値の低下も眠気を誘うので、糖分を含んだものもいいでしょう。メントールやハーブ、レモン系の酸味なども体に刺激を与えてくれます。カフェインに加えてこうした成分も考慮しながら、自分の好みの眠気覚ましドリンクを選ぶといいと思いますよ」

最後に、坪田先生オススメの眠気覚ましドリンクベスト3を教えてもらった。

1位 「ブラックブラックスパークリング」(ロッテ)
「ガムのブラックブラックの飲料版。カフェインに加えてミントや辛み成分も含まれており、眠気覚ましに必要なポイントをしっかり押さえています。炭酸の刺激も一時的には効果があるかもしれません」

2位 「強強打破」(常盤薬品)
「カフェインの含有量が他の栄養ドリンクと比べて多く、どうしても眠気を飛ばしたいときにはいいでしょう。加えてガラナや高麗人参のエキスが入っているので、エネルギー補給もばっちり。強烈な苦みも刺激的でいいですね」

3位 甘いドリップコーヒー
「コーヒーに砂糖を入れて飲むのもいいでしょう。糖分が脳を活性化してくれて、カフェインの効果とあわさって眠気を飛ばしてくれるはず。体を冷やすと眠くなるので、アイスコーヒーよりはホットのほうがいい」

ちなみに、カフェインの効果は摂取後15~30分してから現れて、若い人では2時間程度で消えてしまうそうだ。また、頻繁に飲んでいると体に耐性がついて効き目が薄くなることもある。どんな成分でも摂り過ぎは体に悪く、それはカフェインも同じこと。「体を動かしたり、明るい光を浴びたりするだけでも覚醒効果はある」(坪田先生)ので、眠気覚ましドリンク以外の対処法もあわせて、上手に活用してみよう。
(鼠入昌史/Office Ti+)

※この記事は2012年10月に取材・掲載した記事です

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