冬物への入れ替えシーズン到来

夏の布団はどうしまうのがベスト?

2014.10.15 WED


昔ながらの布団たたきを行うと、表面にいるダニが細かくなって人間が吸い込んでしまいやすい。ダニ退治には掃除機を使うのが効果的だという 画像提供:saito/PIXTA
ようやく秋らしい日も訪れるようになった今日この頃。そろそろやっておきたいのが夏物布団の収納です。1枚の布団には多い場合で1平方メートルあたり10万匹のダニがいるともいわれており、間違った収納ではとんでもないことになりそうです…。来シーズンも気持ち良く布団を使うためのベストな収納方法を、全日本寝具寝装品協会の池田努さんに伺いました。

「暑い時期に使う薄い羽毛のダウンケットや、ウール、ポリエステルの肌掛けは、一般家庭で洗濯できるものが増えていますから、押し入れにしまう前に洗濯表示タグの注意書きに従って洗うといいでしょう。ただ、洗濯なんて面倒くさいという方もいるでしょうから、そういう方には布団をよく日干しして、表面の汚れをしっかりとることをオススメします。掃除機で布団の表面を軽く吸えば、皮膚の汚れや表面近くにいるダニ、ダニの糞をある程度とることができますし、乾いたタオルではたくだけでも汚れはとれますよ」(池田さん)

布団干しに適した時間帯は、湿度が低い午前10時から午後3時頃まで。天気がいくら良くても、雨の翌日は空気が湿気っているため、避けたほうがいいそうです。では、押し入れに収納する時には何に気をつけたらいいのでしょう?

「ビニール製の袋には入れないことです。布団から湿気を完全に抜くことは難しいので、ビニール袋で密封してしまうと湿気の逃げ口がなくなり、カビの発生につながります。昔の家庭では余っているシーツで布団をくるんだりしましたが、いまは100円ショップなどで不織布の収納ボックスが簡単に手に入りますから、そうした布製のものにしまってください」(同)

ビニール製の布団圧縮袋はスペースをとらず便利なものの、湿気がこもりやすいうえに布団の型崩れの原因になることもあるため、できることなら使わないほうがいいのだそう。

「夏布団を使わないあいだも3カ月に1回くらいは日干しをして、乾燥させるとダニやカビの発生を防げます。また、押し入れの環境を変えてみるのも効果的です。布団の下にスノコを敷くと空気が通る隙間が生まれますから、湿気がこもりにくいんです。また押し入れの壁にベタッと布団をくっつけずに、隙間を空けて風の通り道を作るもの大事です」(同)

これからの季節、冬物の布団を気持ち良く使うためのコツも池田さんに教えてもらいました。

「天気が悪く布団を屋外に干せない場合は、椅子の上に布団をのせて、エアコンの風を当ててください。湿気は温度に関係なく、風が当たることで抜けていきますから、雪が多い地域の方や、日中に布団を干す時間がとれない方にもオススメです」(同)

こうしてマメに布団をお手入れしていれば、5年くらいは長持ちするといいます。みなさんも実践してはいかが?
(成田敏史/verb)

※この記事は2013年10月に取材・掲載した記事です

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