これがいいとモテにつながる!?

運動神経は今からでも良くなる?

2014.10.28 TUE


「一般的に、加齢に伴って運動能力は衰える一方。筋力を蓄える“貯筋”とコーディネーションのトレーニングを欠かさないことが大切です」(神谷義人さん)。老後に備える意味でも“運動神経”の訓練は重要 写真提供/GettyImages
小学校の時、クラスに一人はいた“運動神経が良い人”。球技や体操、陸上など、何をやっても上手にこなし、女の子にもモテモテで。ああ“運動神経”とは、なんとうらやましい能力でしょう! と、そこでふと疑問。“運動神経”っていったい何なんでしょう? 才能、遺伝、それとも教育? ひょっとして今から鍛えることもできるの? 健康運動指導士の神谷義人さんに伺ってみました。

「“運動神経”とは、そもそも脳から体中の筋肉へ動きの指令を送るための神経を表す解剖学用語。我々が普段使っている“運動神経”とは異なります。“運動が上手”という意味での“運動神経が良い”とは、一回の脳からの指令で、無駄なく、より多くの筋線維を働かせる状態のこと。一般的に5~8歳までは著しく神経系が発達する時期で、9~12歳までの時期(ゴールデンエイジ)は、神経系の発達がほぼ完成に近づく頃。子供の時期にいろいろな動きを経験しながら、走る、跳ぶ、投げる、捕るといった基本運動を身につけることが“運動神経”の発達につながります」

うーん、早い時期の運動が不可欠というわけですね。やっぱり大人になったら手遅れなのでしょうか?

「実は、そう悲観する必要もありません。“運動神経”を構成する要素の一つに、イメージした動きを適切に実践する調整能力、すなわちコーディネーション(協調性)があります。そのコーディネーションは、大人になってもトレーニング効果が期待できるとされているんです。たとえばジョギングする際には、ずっと一定のペースで走るのではなく、ところどころで細かいステップの素早い動作を取り入れてみたり、道端の縁石を素早く上り下りしてみたり。また、通勤時には電車のなかで吊り革につかまらずにバランスを取ってみる、というのもいいかもしれません。日常のなかに普段しない動作を意識的に取り入れることで、“運動神経”の向上は十分可能なんです」

なるほど、今からでも鍛えられるんですね。ところでそんな“運動神経”。毎日スポーツをするわけでもない僕たち大人の日常では、どのように役立つのでしょう。

「“運動神経”が良いほど、転倒を回避できたり、ケガの重症化を和らげることにつながります。何より、身のこなしがしなやかだと、周りから“かっこいい”とか “できるやつ”と注目されるもの。それが最大のメリットといえるかもしれませんね」

大ケガを予防し、そのうえ、かっこよくなれる(かもしれない)とは。日常に意識的な運動を取り入れて、ぜひとも“運動神経”の向上を目指したいですね。
(鴫原夏来/サグレス)

※この記事は2011年02月に取材・掲載した記事です

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