ホッケ漁獲量減少で値上がり傾向に

居酒屋の定番メニューがピンチ!

2014.11.05 WED


安くて、うまくて、ボリュームがあるホッケは僕らサラリーマンの味方だったのだが…
おいしくてボリュームもたっぷりな、サラリーマンの味方ともいえる居酒屋の定番メニュー、ホッケ。近年、そのホッケの漁獲量が減少しているという。影響は出始めているのだろうか。

「全体的に品不足で価格が上昇しており、値上げする居酒屋さんも出ています。スーパーでは値上げをしない代わりに小さめのホッケを仕入れるところも増えていますね」

とは、ホッケを中心に扱う北海道の干物問屋「ほっけ屋」の能本さん。いったいなぜホッケは減少しているのか? 水産庁増殖推進部漁場資源課に尋ねたところ「同じ種類の魚でも、集団ごとに行動範囲など生態が異なります。減少する原因も集団によって異なるので一概には答えられません」とのこと。どうやら理由は定かではないようだ。

一口にホッケといっても漁場は複数あり、昨今減少が目立つのは道北のホッケ。1998年には20万トンに達していた漁獲量が2008年以降2年連続で大きく減り、2010年には6万7000トンと、過去20年間で最低となった。減っているのは0~1歳魚の若齢魚である可能性が高く、漁獲量の減少を止めるには、若齢魚を獲り控えて産卵を増やす対策が急務なのだとか。

ちなみに漁獲量の減少が懸念されているのはホッケだけではない。平成23年度魚種別系群別資源評価(水産庁)によると、太平洋で獲れるマアジやウルメイワシ、対馬暖流を漁場とするカタクチイワシなども減少傾向にあるという。また瀬戸内海中・西部のマダイも若齢魚の減少傾向が指摘されており、何らかの漁業規制が必要だという。

漁獲量の減少には複数の要因が影響しているが、最も大きな要因は、“自然増のペースを上回る漁獲”にある模様。おなじみの魚がお店のメニューから消えたりしないよう、食べる側としても節度が必要なのかも。
(駒形四郎)

※この記事は2012年11月に取材・掲載した記事です

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