スモールビジネスで開業!

リヤカー屋台を始めるには?

2014.11.05 WED


屋台と聞いて浮かべるのが、福岡県の博多区・中洲エリア。申請手続きはリヤカーと同じだが、残念ながらこのエリアへの新規参入はもう認められていないそうだ 写真提供/GettyImages
見つけるとついフラッと立ち寄りたくなる、ラーメンやおでんなど、昔ながらのリヤカー式の屋台。いろいろなタイプの店があるけど、固定の店舗を構えるよりはコストが安く、少ない手間で始められそうなイメージ。実際には開業までにどんな手順を踏めばいいのでしょう? 著書に『起業の法律と手続き 飲食店・立ち飲み屋・屋台・移動販売』があり、独立開業などに詳しい木島康雄氏に聞いてみました。

「まず屋台営業について、地元自治体が特別な規制をしていないかを調べ、開業できるかチェックします。リヤカーの調達法ですが、ひとつはフランチャイズに加盟して、提供されるものを利用するやり方。次にレンタルで借りるパターンで、1日数千円から借りることができます。最後に、購入するか、自作するケース。目的に合わせて価格は様々ですが、中古ならかなり安く入手することも。自作なら大幅にコストダウンが図れます」

リヤカーの手配後は、いくつか手続きが要りそうですが?

「正確な屋台の図面を添えて、保健所で食品衛生法上の許可を取ります。また、深夜(0時から日の出まで)にアルコールを提供する場合には、そのための届出書を警察署に提出しましょう」

なるほど。では、屋台の水道、電気、ガスなどはどうするのですか?

「水は十分な量のタンクを用意するのが絶対条件。電気は通常、バッテリー式を用いますが、不足するなら小型の発電機を用意。ガスは安全面に最大の注意を払ったうえで、小型のプロパンを搭載します」

ではいざ開業! というところで、気にかけるポイントは?

「営業にふさわしい場所と時間帯を考えて、固定客が付くことを目指します。その際、近隣の飲食店の状況など、念入りな市場調査を忘れずに。そのうえでリヤカーの利点を生かし、催し物の近くや大型店舗の付近など、人の集まるところに応じて、機動的に移動すること。時代の流れをよく読んで経営することが、成功には不可欠です。そして、女性客も見込んで清潔感を大事にしましょう」

OLに人気が出そうなヘルシーメニューを開発し、小ぎれいなリヤカーで開業。ランチタイムのオフィス街で大繁盛! なんて絵を浮かべたんですけど、うまくいきませんかね?
(伊藤 裕/GRINGO&Co.)

※この記事は2011年03月に取材・掲載した記事です

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