豪華すぎ! フォアグラ、伊勢海老…

今冬は「高級鍋」ブームの予感

2014.11.12 WED


伊勢海老と花咲カニがともに丸ごと入った「花咲く蟹出汁 伊勢海老と鰯つみれの旨味噌鍋」(美食米門)。赤字覚悟のメニューだとか
鍋料理が恋しくなる季節がやってきた。ここ数年、ピザ鍋、トマト鍋、レモン鍋など、いろんな種類の鍋が流行ったけれど、今年はどんな鍋が話題になっているのだろう?

「味に関しては、これまで流行してきた変わり種鍋のブームがいち段落して原点回帰しているようです。一方で、アベノミクスの影響からか、高級な具を使った鍋、エンタテインメント性の高い食べ方に人気がでてきています」

とは、外食産業グループ・ダイヤモンドダイニング広報部重田委久子さん。確かにグルメ系サイトを眺めても、「高級肉鍋」「伊勢海老鍋」「松茸鍋」など高級具材鍋がずらり。なかには「フォアグラ鍋」なんてのも。あまちゃん効果もあってか「ウニ鍋」にも注目が集まっているとか。これらの高級具材鍋は、SNSなどに写真を載せるときに見栄えがいい、というのも人気の理由のひとつのようだ。

「もうひとつ、鍋自体はやはりオーソドックスなものですが、食後の締めを脇役ではなく、むしろ主役と考えて工夫を凝らしたメニューも増えています」(同)

鍋の締めといえばこれまではうどんかラーメン、雑炊が定番だったが、今年はバラエティに富んだメニューが目立つ。「鳥福」(上野広小路)では、鶏がらベースのスープを使ったしゃぶしゃぶの締めとして、ごはんや蒸鶏、椎茸を加えた奄美大島名物「鶏飯」を提供。「あくとり代官 鍋之進」(渋谷)では、野菜たっぷりのポタージュ鍋の締めとして、生卵やベーコン、黒コショウ、スパゲッティなどを加えたカルボナーラが人気を呼んでいる。

「トマト鍋の締めをナポリタンにするアイデアが登場したことがきっかけで、元の鍋を生かした様々な締めが考えられるようになったのでしょう」(同)

オーソドックスな味の鍋を、豪華な具で食すか、締めに工夫を凝らして楽しむか。今冬の鍋は原点回帰していても、エンタメ度は高そうだ。
(駒形四郎)

※この記事は2013年11月に取材・掲載した記事です

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