カレー、担々麺、麻婆豆腐…

辛いものはカラダにいい?悪い?

2014.11.25 TUE


見ているだけで辛さが伝わってきそうなインドのカレー。ナンに付けて食べる…って考えるとその辛さが楽しみになっちゃいますね 写真提供/GettyImages
インド料理、タイ料理、ベトナム料理…いまや、ぼくたちの食卓はスパイシーな料理であふれている。辛さを調節できるカレーショップでは、水をがぶ飲みし、大量の汗を流しながら激辛カレーを食べる人もチラホラ。

実際、ぼく自身も辛いものに目がなく、カレーに限らず担々麺や麻婆豆腐も、辛さを欲して食べに行くのだけれど、周りからは「あんまり辛いものを食べると体に悪いよ」なんて言われることも。一方で、「いやいや体が温まって血行もよくなる」とか「新陳代謝がよくなる」とか、体にいいと主張する人たちもいて、真偽のほどが気になるところ。

「少量の辛い食べ物を摂ることは、日常生活のストレスなどによる交感神経の緊張をほぐし、体にいいといえるでしょう。しかし、辛い食べ物を大量に摂ると、交感神経が必要以上に刺激されてしまいます。当然ながら、苦痛なほど辛い食べ物を摂ることは体にとってマイナスです。とはいえ、いつも甘いものばかり食べていても副交感神経だけが優位になって自律神経のバランスが悪く、気迫が失われてしまいます」と活動的な交感神経、安らぎの副交感神経で形成される自律神経の理論で解説してくれたのは、免疫学者で新潟大学大学院の安保徹教授。

当然のことながら、何でも摂りすぎはよくないということだけど、分かってはいても、ついつい過剰に食べてしまうのが辛いものの不思議なところ。ところで、辛いもの好きとして不思議に思うことのひとつが「辛いものが苦手な人」の存在。嗜好といえばそれまでだけど、なぜこんなにも個人差があるのだろうか?

要因のひとつとして考えられるのが、脳の反応による辛さへの耐性。この説によれば、脳の反応によって辛さへの耐性は異なり、辛さの伝達スピードが速い人ほど辛いものが苦手、という見方もあるのだとか。

ともあれ、今回の取材で、ほどほどなら辛い食べ物は体にいいと分かって、辛い物好きの自分としてはホッとした。でもいくら辛いもの好きとはいえ、激辛道を追求するのは、できるだけ控えた方がよさそうだ。
(本折浩之/東京ピストル)

※この記事は2011年05月に取材・掲載した記事です

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