レアのステーキや非加熱のチーズも気をつけよう

妊娠中に生肉を食べちゃダメ?

2014.11.19 WED


外食をする時に気をつけるのはもちろん、自宅で料理をする時には肉を切ったまな板や包丁をよく洗うようにすることも大切です 画像提供/Nosuke / PIXTA(ピクスタ)
普段会わない人に会う機会が増える年末年始。妊娠している友達と食事に行くことになったけれど、妊婦は十分に加熱していない肉や、カマンベール、モッツァレラなど非加熱のチーズは食べないほうがいいって聞いたことが…。それって本当? イーク丸の内・表参道の長西美和先生に聞きました。

「生肉やレアのステーキなど、十分に加熱していない肉は、妊娠中は原則避けたほうが良いです。生の肉には、トキソプラズマという寄生虫の一種がいることがあって、妊娠中に初めて感染すると、赤ちゃんもトキソプラズマ感染症にかかってしまい、障害が出ることがあります」(長西先生)

トキソプラズマは、猫の糞などにも含まれているため、猫を飼った経験がある人などは抗体を持っている場合も多いとか。抗体をすでに持っていれば妊娠中に感染しても問題無いそうです。また、トキソプラズマは熱に弱いので、十分に加熱した肉なら心配いらないとのこと。では、非加熱のチーズはなぜ避けたほうがいいのでしょうか?

「非加熱のチーズには、リステリア菌がいる可能性があります。それが胎盤を通して赤ちゃんに感染すると、流産や早産になる可能性が高くなるので気をつける必要があります。また、この菌以外にも、妊娠中は食中毒になりやすいので、お刺身など生ものを食べる時には注意が必要です」(同)

食中毒になった場合も、流産、早産のリスクが高まるそうです。やはり妊娠中の食生活にはケアが必要ですね。では、それ以外にも避けたほうが無難な食べ物ってありますか?

「メチル水銀が多く含まれている大型の魚は、食べ過ぎないほうがいいですね。妊娠中はマグロ、キンメダイ、メカジキなどは1回80gくらい、週に1~2回ほどにしておいたほうがいいといわれています。ひじきなど海藻類にもメチル水銀が含まれていますが、これらを大量に食べる人は少ないと思うので、それほど気にすることは無いかと思います」

生肉や非加熱のチーズ以外は、極端に偏った食生活をしなければ問題無いとのこと。あまり心配しすぎずに、色々な食材をバランス良く食べることが大切だそうです。妊娠中の友達と食事に行く場合は配慮してあげると良いですね。また、今は妊娠の予定がなくても、これらの情報を覚えておくと、いざという時に役に立ちますよ。

(相馬由子)

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