ビール、洗剤…だけじゃない!

中国茶まで!?「第三の○○」続々

2014.11.23 SUN


プーアル茶は、中華料理店などで茶葉を茶器に入れて飲む方法が浸透していたが、ペットボトル商品として発売され飲みやすくなった
「第三の洗剤」として話題になった「ジェルボール」が2014年の『日経トレンディ』のヒット商品ランキングで上位にランキングしたり、「第三の朝食」として認知度が高まった「グラノーラ」が売り上げを伸ばすなど、「第三の○○」と謳った商品を目にする機会が増えた。最たる例は「第三のビール」だが、ほかにも近年「第三の○○」商品は急速に幅を広げつつある。主だったものをざっとご紹介しよう。

●第三の中国茶…プーアル茶
ウーロン茶、ジャスミンティーに続くお茶としてアサヒ飲料が告知を展開。「宮廷プーアル茶」というペットボトル飲料を10月から発売し注目されている。

●第三のチーズ…スティリーノ
ナチュラルチーズ、プロセスチーズに次ぐチーズ。チーズの主成分のひとつである乳脂肪の代わりに植物油脂を使ったチーズ代替食品。様々なメーカーが関連商品を展開中だ。ナチュラルチーズに比べ、コレステロールが少ない。

●第三の朝食…グラノーラ
ご飯、パンに続く朝食の選択肢として注目を集めている。人気の「フルグラ」を展開するカルビーは、11月にメープルシロップ味を期間限定で発売開始。ほか、永谷園からは11月に「スープで食べるグラノーラ」が新発売されるなど、関連商品の展開も充実している。

●第三の洗濯洗剤…ジェルボール
粉末でも液体でもない、第三の洗剤としてP&Gが「ボールド」と「アリエール」で展開。洗濯1回分のジェル状の洗剤がフィルムで包まれている。指でつまんで洗濯機に入れるだけで、計量などせずとも簡単に洗濯できるうえ、高い洗浄力も人気。

●第三のミルク…アーモンドミルク
牛乳、豆乳に続くミルクとして注目。アーモンドの種子をすりつぶし、液状にして飲みやすくしたもので、栄養価は高くても、カロリーは控えめ。健康志向が高い男女に受けている。

いずれもPR戦略として企業もしくは業界ぐるみで打ち出しているものだが、あえて「第三の○○」と謳う狙いはどこにあるのか? 「宮廷プーアル茶」のヒットを狙うアサヒ飲料の担当者に話を聞いた。

「プーアル茶は『飲んでみたい』という消費者の意向が高いにもかかわらず、缶やペットボトル入り飲料はほとんどない状況が続いてきました。しかし、ウーロン茶やジャスミンティーに並ぶ中国茶としての存在感は際立っており、本来の中国茶の楽しみ方を提供できる新しい商品になるのではないかと考えました。第一の中国茶をウーロン茶、第二の中国茶をジャスミンティーとすると、プーアル茶は『第三の中国茶』と呼ぶにふさわしいと思っています」(アサヒ飲料マーケティング部・お茶チーム吉行俊介さん)

売り出し方に頭をひねるメーカー側にとっては、既存の商品の認知度を生かしながら、新しい自社商品を宣伝できる「第三の○○」は絶好の謳い文句。今後どんな商品が出てくるのかにも期待したい。

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