実はあなたも冷えている…

「隠れ冷え性」の見分け方とは?

2014.12.05 FRI


女性のイメージが強い「冷え性」だけれど、男の冷え性も案外多いのだとか…。 画像提供:PIXTA/Pressmaster
寒さが身にしみるこの時期は、特に冷え性の人にはつらい日々ですよね。昨今は男性にも冷え性が増えている、なんて話も聞きますが…。

「『冷え性ですか?』と聞かれると認めたがらないだけで、実際には、男性の3人に1人は冷えを抱えていることがわかってきました。つまり、増えているというより、もともと冷えに悩んでいる男性は少なくないのです。さらに、冷えというと、手足の先の冷えばかりを気にされる方が多いのですが、実はそれだけではありません。なにより全体的な体温が低くなることが一番の問題なんです。本人に自覚のない冷え性は『隠れ冷え性』といわれ、様々な病気の元になる可能性があります」

と、教えてくれたのは『クールな男は長生きできない―こわい!オトコの「隠れ冷え」』の著者で医学博士の川嶋 朗さん。では、どうすれば自分が「隠れ冷え性」であるかどうか判断できるのでしょうか?

「まず朝起きたときの体温を測ってみてください。体温が35度台だったら、『冷え性』と認定していいでしょう。また、起き抜けの体温は体全体がほとんど均一であるのが正常ですが、脇の下や、腹部、足先など、体の部位が一部分だけ冷えていたら『冷え性』を疑ってください」

“冷え性”にはどんな健康リスクがあるのでしょうか?

「体温が1度下がるだけで、代謝は約12~20%、免疫力は約30%落ちるといわれています。つまり、“冷え性”を放っておくことは、風邪やインフルエンザなどにかかりやすい体のままでいることに等しいのです。また、確実な因果関係が明らかにされているわけではありませんが、ガンやうつ、不眠症患者の多くの人が冷えの問題を抱えています」

風邪やインフルのリスクを高めるばかりか、大病に関わる可能性があると聞けば「たかだか冷え性」なんていってられませんね。それでは、どのような予防方法や対策があるのでしょうか?

「冷え性の原因は、夜遅くまで明るい蛍光灯の下で過ごしていることや仕事のストレスで、夜になっても“副交感神経”が優位にならないこと。“副交感神経”を優位にするためには、40度以下のぬるい湯に30分ほど全身浸かりましょう。そしてお風呂からあがった30分以内に寝るよう習慣づけることで、末端の冷えがなくなっていきます。できれば、夜寝る2時間前程度からPCモニターや携帯電話の画面など明るい光を近くから見るのを控え、部屋の電気を暗めにして、副交感神経が優位になりやすい環境を整えましょう。そうすることで、朝昼に“交感神経”がきちんと優位に働き、体調にメリハリがつき、仕事にもいい影響を与えます。ちなみに体の冷えをカイロなどで効率よく温めるには、冷えている部位ではなく、太い血管の周辺を温めるのがよいでしょう。例えば、足先が冷えたら太ももの周りを…といった感じです」

寝る前のちょっとしたケアで「冷たい男」にならずにすむなら、対策しない手はないですね。

(冨手公嘉/verb)

※この記事は2012年12月に取材・掲載した記事です

  • この冬から池袋東武百貨店で売られ人気を集める「メンズストッキング」(1575円)。同店広報の方によれば「薄手の素材でスーツの下に着られるので、20代後半~30代のビジネスマンで買っていかれる方が多い」とのこと。冷え対策グッズも女性だけのものではなくなったということか…

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