恋人とふたり、ひとつ屋根の下…

金銭面にも効く!「恋居」のススメ

2014.12.23 TUE

リクルート住宅総研「ポスト団塊ジュニア考」のデータによると、若い世代ほど結婚前の同棲に賛成派が多く、20代では約80%が賛成している。夫婦でない男女がひとつ屋根の下に暮らすことに目くじらを立てる世代が今もいることは確かだが、相手と結婚する・しないにかかわらず、一緒に暮らすことには、経済的に精神的に、ついでに人生の経験上たくさんのメリットがある。

たとえば金銭面でのメリット。一人暮らしの二人が同居すると、年間約20万円の家賃節約になる。料理も二人分の方が無駄がない。光熱費、電話代、交通費も考えたら、節約額はもっと増えるはず。また、一人では負担できない家賃の物件も、二人分の収入を合わせれば借りられる。一緒の時間を増やすなら1LDK、同居しても個性重視なら2DKにするなど、間取りの選択肢も増える。

その他、女性の一人暮らしにともなう防犯上の不安感を解消してくれるのも「恋居」のメリット。何よりも、好きな人と一緒に暮らしているという安心感は、何物にも代えがたいだろう。

さて、ここで気になるのは「恋居」による恋人同士の関係の変化。「お互い空気みたいな感じ」と、熟年夫婦のような関係になって、結婚が遠のいたりすることはないのだろうか?『ゼクシィ』の開編集長によれば「最近ではプロポーズ、入籍・結婚、同居という流れのカップルは減っている。まずは同居から始まり、一緒に生活するなかで徐々に互いを知り、帰省のタイミングや妊娠をきっかけに結婚するカップルも増えてきている」そうだ。

同誌の「新生活準備調査2009」でも、結婚したカップルのうち「結婚が決まる前から一緒に住んでいる」数が増えている。「恋居」が「結婚」を遠のかせることはなさそう。結婚を前提としたカップルにとっても、好条件の物件が見つかるチャンスと結婚のタイミングは必ずしも一致しないのだから、二人にいい物件を借りるには、「恋居」は不可欠ともいえる。

リクルート住宅総研の島原さんは、「家族や恋人、友人などの親密な人間関係を非常に重視する」と今の若い世代について語る。また「消費に関しては堅実で合理的」という傾向もあるそう。家賃や生活費を考えたら一人暮らしよりも二人暮らしの方が経済的。愛し合う二人にとって「恋居」は自然なスタイルといえるかも。

※この記事は2011年01月に取材・掲載した記事です

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