胆汁酸パワーで脂肪を撃退

この冬注目「胆汁酸ダイエット」

2014.12.28 SUN


胆汁酸は、血中内でホルモンのような働きをし、脂肪燃焼の指示を出す。血中の良い胆汁酸量が増えれば、熱産生により基礎代謝が上がるという
忘年会シーズン真っ盛りとあって、ハイカロリーな日々が続く年の瀬。お腹に溜まり続ける脂肪は気になるものの、外は寒いし動きたくない。そんな、やや自分に甘いみなさんにおすすめなのが「胆汁酸ダイエット」だ。無理な食事制限なし、運動なしでスリムになってしまおうという、注目度急上昇中のダイエット方法である。

そのメカニズムはいかに。胆汁酸による健康法を提唱する慶應義塾大学医学部の渡辺光博教授に聞いた。

「胆汁酸は小腸に分泌され、脂質の消化・吸収を助ける物質として知られています。近年では、この胆汁酸の分泌を調整することで基礎代謝を上げ、脂肪の燃焼を促すメカニズムが解明されてきました」

渡辺教授によれば、重要なのは「胆汁酸の循環」。古い胆汁酸を排泄し、新しい胆汁酸の血中比率を上げることだという。胆汁酸は生成される際にコレステロールを消費するため、血中コレステロールを減らし、血糖値を下げる効果もある。アメリカでは糖尿病治療法として、胆汁酸が活用されているそうだ。

では、フレッシュな胆汁酸を分泌させるにはどうすればいいのか?

「最も手軽な方法としては『腸もみ』があります。指先の先端をお腹にあて、円を描くように腸を押してください。腸の働きがよくなり、便通で古い胆汁酸が排出されるとともに新しい胆汁酸が出やすくなります。また、食物繊維を多く含む大麦、マイタケ、こんにゃく、もずく、わかめ、杜仲茶などを積極的に摂るのもいいでしょう。古くなった胆汁酸を吸着し、便として排出させることができます」

なかでも、「アスペルロシド」という胆汁酸の分泌促進成分を含む杜仲茶は、手軽かつ高い効果が見込める飲み物としておすすめなのだとか。濃いめに煮出した杜仲茶(小林製薬「濃い杜仲茶 煮出し用」6g〈2袋〉を1~1.5Lで煮出し飲用した場合)を2カ月間、食事のたびに飲むことで、毎日1時間のウォーキングと同等の脂肪燃焼効果が得られるという。

冬はダイエットに不向きとみられがちだが、じつは寒い体を温めるためカロリーを消費する「代謝」が1年で最も活発になる時期といわれている。胆汁酸でさらに代謝をアップさせ、スリムな体で新年を迎えたい。
(榎並紀行/やじろべえ)

※この記事は2013年12月に取材・掲載した記事です

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