米カリフォルニア大の心理学者が「笑顔」効果を調査

「理想の妻=よく笑う女性」を実証

2014.12.10 WED


bst2012 / PIXTA(ピクスタ)
最近はあまり耳にしないが、「男の出世は嫁次第」という言葉がある。家庭を支えてくれる良き伴侶を得てこそ、男は仕事に打ち込めるというわけだ。

しかし、結婚後も共働きを続ける夫婦が増える今、男性にとって「理想の妻」とはどんな女性なのか? じつは心理学的にはひとつの“答え”があるという。心理学者の内藤誼人氏はこう語る。

「それは間違いなく“よく笑う”女性でしょうね。笑いというのは伝染しますから、よく笑う人と一緒にいれば、自然に笑顔でいられる時間が増えます。“笑う門には福来る”ということわざがあるように、笑う頻度が多い人というのは、人脈形成やチャンスの獲得の面で有利なんですよ」

これは実際に心理学的な調査で実証されているという。

「米カリフォルニア大学の心理学者ダフィン・ビューゲンタル氏は、複数の母子のやり取りをビデオで撮影し、笑いの回数を測定しました。さらに、その世帯の社会的な属性(裕福度)を同時に調査して比較したところ、下層階級の母親の笑いの頻度は13%にとどまったのに対し、上流階級の母親のそれは77%に達したそうです。この結果からビューゲンタル氏は、社会的な成功を得るために笑顔は非常に大切な要素であると結論づけています」

もちろん、もともと裕福だから笑顔でいられるという、逆説的な見方も成り立つかもしれない。けれど、貧しさから抜け出すためには、笑いの作用は無視できないはずだと内藤先生は補足する。

「笑いが伝染するのは、ミラーニューロンという神経細胞の働きによることが判明しています。映画を観て泣いたりするのも、これによる共感が起こす現象です。笑うことで免疫が活性化するのは有名ですし、いつも愚痴ばかりいっている人よりも、苦しいなかでも笑っていられる人が身近にいた方が良い影響を受けられることは間違いありません」

笑う門に福が来るのは、仕事も恋愛も同様なのだ。
(友清 哲)

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト