それぞれのメリット・デメリットは…

戸建てとマンション選ぶべきは?

2015.01.03 SAT


そろそろ住宅購入を考えてみようかと思っている人の中には、一戸建てかマンションかを迷っている人もいるのではないでしょうか。結論から言うと、一戸建てにもマンションにもそれぞれメリットやデメリットがありますので、それらをよく検討したうえで、自分や家族に合った住まいを探してほしいと思います。

なお、新築か中古かによってもメリット・デメリットは異なりますが、今回は新築に限定して比較してみます。また、一戸建てについては、土地を購入してから注文住宅を建てる場合と、土地付き一戸建て(建売住宅)を購入する場合が考えられますが、ここでは主に土地付き一戸建て(建売住宅)の場合を取り上げます。(詳細は図をクリック)

まず価格面で見ると、一戸建ての方がマンションよりも高くなってしまう傾向にありますが、管理費や修繕積立金、駐車場代(または、駐車場管理費)などがかからないのは一戸建ての大きなメリットといえます。毎月3万~6万円程度の負担があるかないかでは、30年とか40年といった長期になると、少なくとも1000万円程度、多ければ3000万円以上の違いになってきます。もちろん、一戸建ての場合は、将来の修繕費を自分で貯めなければならないので、必ずしも一戸建ての方が有利だと断定できませんが、それなりの優位性はあるといえるでしょう。

また、資産価値についても、一戸建ての土地部分は築年数が経過しても劣化するわけではないので、土地としての価値は残ります。マンションの場合だと、建物部分と土地部分を分離して売却することができないので、築年数の経過にしたがって資産価値は下がってしまうのが通常です。

しかし一方で、マンションの場合は、防犯面や生活面でのメリットが挙げられます。カギ1本で戸締まりが済むといった利便性だけでなく、管理人が常駐していたりオートロックだったり、セキュリティ会社とマンション単位で契約していたりするなど、防犯面ではマンションの方が優位性は高いでしょう。一戸建てでそれらを自分で備えようとするとかなりの、費用負担が必要になるはずです。生活面でも、マンションの場合は管理組合への参加などが義務づけられますが、近所付き合いなどを煩わしく思わない人にとっては、近所とのコミュニティができることで精神的にも安心感のある暮らしが生活が可能になるでしょう

以上、ここで触れたメリット・デメリットは、あくまでも一般的に挙げられる主なものだけです。実際には、立地条件や物件の規模など、その物件ごとにメリット・デメリットが異なりますので、これらのメリット・デメリットを踏まえたうえで、様々な物件を調べてみることが大切です。これから住宅購入の検討を始めようとする人は、一戸建てとマンションのどちらかに限定せず、とにかくいろんな物件をあたってみてください。実際の物件を見るなかで、自分と家族にとって妥協できないポイントや妥協できるポイントが少しずつ見えてくると思います。

(ファイナンシャルプランナー菱田雅生)

※この記事は2012年06月に取材・掲載した記事です

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