たった1年縮めるだけでも劇的に変化が!?

住宅ローン 早期返済で得する額は

2015.01.09 FRI


住宅ローンを組む際には、返済期間を可能な限り短くした方が、トータルの返済額が少なくなって有利です。例えば、借入金額1000万円、借入金利3%(全期間固定金利)の場合で計算すると、トータルの返済額は、

・35年返済…約1616万円
・30年返済…約1518万円
・25年返済…約1423万円
・20年返済…約1331万円

となり、返済期間を5年短くするだけでも、借入金額1000万円あたりで100万円近く返済額が少なくなります。借入金額が2000万円ならこの約2倍、借入金額が3000万円なら約3倍になるわけで、そう考えると、できる限り短く組んだ方がいいことがおわかりいただけるでしょう。

しかし、返済期間を短くすると、返済回数が少なくなる分、1回あたりの返済額(毎月返済額)が増加します。借入金額1000万円、借入金利3%(ボーナス返済なし)の場合だと、

・35年返済…毎月3万8485円
・30年返済…毎月4万2160円
・25年返済…毎月4万7421円
・20年返済…毎月5万5459円

といった差になります。

借入金額にもよりますが、いくらトータルの返済額が少なくなるといっても、毎月返済額が2万円、3万円と違ってくると、家計面からみて厳しいのが本音だと思います。

確かに、無理に返済期間を短くして、毎月の家計が赤字状態になってしまうのは、あまり好ましい状態だとはいえません。無理のない範囲で返済期間を短くすることを心がけるべきでしょう。そこで提案したいのは、返済期間を1年刻みで考えて、可能な範囲で短くするということです。

実際にローンを組んだ人の返済期間を見ると、35年や30年といったように、5年刻みで返済期間を考えて組んでいる人が多いようです。しかし、フラット35をはじめ、民間の金融機関等の住宅ローン商品は、ほとんどのものが返済期間は1年刻みで設定できるようになっています(一部の金融機関等では1カ月刻みで設定することも可能)。

ですから、返済期間を32年にしたり、28年にしたりといったことが可能なのです。たった1年短くするくらいでは、あまり変わらないだろうと思われるかもしれませんが、下表をご覧ください。借入金額1000万円あたりで、返済期間を1年ずつ短くしていった場合の毎月返済額の増加額と総返済額の減少額がわかるようになっています。

返済期間を1年短くするだけなら、毎月返済額の増加はたった1000円前後です。一方で、総返済額の減少は20万円程度にもなります(いずれも借入金額 1000万円あたり)。これからローンを組もうと思っている人は、ぜひ複数の返済期間で返済額を試算し、可能な範囲で1年でも短く組むように検討を重ねてください

※この記事は2012年06月に取材・掲載した記事です

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