あの著名人は大学でなにを学んだのか!?

南沢奈央「勉強って楽しい!」

2015.01.24 SAT


みなみさわ・なお 1990年埼玉県生まれ。『サイエンス ZERO』(NHK)に出演中。ヒロインを演じる2月公開の映画『TOKYO てやんでぃ?The Story teller's Apprentice?』は大好きな落語がテーマ。ぜひ注目を! 撮影:林和也
「大学で学んだことが、その日の仕事にそのまま活きてくる感じなんです」と、少しはにかみながら話す南沢奈央さん。テレビドラマや映画、舞台など、幅広く活躍する若手女優だが、実は映像心理を学ぶ立教大学の大学4年生でもある。

「大学進学時、やっぱり興味や関心がある分野を勉強したいと考えていました。そこで見つけたのが心理学。映像や映画に関する講義もあると知って、そのころすでに始めていたお仕事にも役に立つかなと思って」

見事に合格し入学。そこで待っていたのは“予想以上”の学びだった。

「ダンスや演劇など、想像し得なかったカリキュラムまであったのは驚きでした。たとえば、“怒っていることをセリフを言わずに表現するには?”というテーマで議論したり。これ、体の動きや表情がどんな心理的影響を与えるのかについての勉強なんです。ワークショップのような講義もとても多くて、自主制作のドキュメンタリーを作ったこともありました」

まさに実学! 自主制作ドキュメンタリーでは「作り手の視点」を学んだのも大きかったという。

「ふだん一緒に仕事をしている監督さんやスタッフの方が、現場で何に気をつけたり、注目しているのか。それを知ることで、現場での自分を客観的に見られるようになりました」

「制作」を学んだことで、自分の演技をもう一段、深くとらえることにつながった。その一方、仕事が大学での勉強に影響を与えることも。たとえば昨春から司会としてレギュラー出演しているテレビ番組『サイエンス ZERO』の場合…。

「私、実は科学が苦手だったんです。でも、番組に関わることで科学の面白さに気づいて。そしたら、大学のカリキュラムに『科学の考え方』という講義があったんです。履修してみたら、けっこう日常生活と結びついていることも多くてハマっちゃいました。本当、勉強とは思えないくらい楽しんでいます」

しかし「まだ学食に行ったことないんですよ。新しい学食もできたらしいので、卒業までになんとか行けたら…」と話すように、学業と仕事の両立が大変なときも多い4年間だった。それでも仕事と学業の相乗効果を実感できる大学生活だったから、がんばれる。彼女のように学生時代から仕事をすることは確かに少ないケースかもしれない。だが、バイトや部活、サークルなどに置き換えればそれは同じく“2足のわらじ”だ。

「卒業しても、学ぶことは続けたいと思っています。先日、好きな落語家さんに勧められた日本舞踊もそう。身のこなしについて深く知ることもできるし、舞台など全身で表現するシーンもあるので演技に役立つかなって。体が硬いので、しなやかな所作ができるようになりたい、という欲もあるんですけど(笑)」

大学が彼女に教えてくれた一番の宝物。それは何より「学びの楽しさ」だったのかも。
(小林昂祐)

※この記事は2013年1月に取材・掲載した記事です

  • 出演映画『マメシバ一郎 フーテンの芝二郎』(写真)がシネマート新宿ほか、全国ロードショー

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