SNSには女性の“逆盛り写真”も増加中

自撮りで「変顔」する女の深層心理

2015.01.11 SUN


自撮り写真、あなたはどんな顔で写ってますか? 写真提供:tooru sasaki/PIXTA(ピクスタ)
今やSNSで「見ない日はない」と言っても過言ではない、自撮り写真。ドアップ自撮りや、自撮り用の「セルカ棒」を使ったグループ写真などさまざまな写真が投稿されている。

そんな自撮り写真にしばらく前から“異変”が起きていることにお気づきの方も多いだろう。「この人、なんでこの表情で写ったんだろう?」と首をひねってしまうような“変顔写真”が目立つようになっているのだ。最近では、女性の間で、かわいさよりも“ブス度”を追求する「逆盛り写真」なんて言葉も登場している。

男性がウケ狙いでやるならともかく、なぜ、わざわざ女性が“ブス”に写ろうとするのか? 変顔写真を掲載した女性に話を聞いてみると、

「盛り写真で男性ウケを狙うより、逆盛りで女性ウケを狙った方が笑ってもらえるから」(23歳)
「かわいさより、キモいおもしろさのほうがキャラが立って、Facebookの『いいね』が集まりやすい」(27歳)

など、主に同性ウケを狙っているという声が多かった。

もちろん“変顔”である以上“ウケ狙い”はわかるが、気になるのは、なぜそうした振る舞いをするのか?という点。写真を撮られるときに変顔をする人の心理を、精神科医のゆうきゆう先生に聞いてみた。

「変顔をする人は、自信があるタイプやノリがいいタイプに見られがちですが、実は内面的には人目を気にしやすく、シャイな人が多いと言えます。これは男女ともに共通の傾向です」

なるほど。でも、人目を気にするシャイなタイプが、カメラに向かうとわざわざ変顔する理由はどこにあるのだろう?

「女性の場合は、『一人だけ可愛く写ろうとすると嫌われる』『一緒に変な顔をしないとノリが悪いと思われる』など、同性との関係を気にしている人が多いんです。一方、男性の場合は自己顕示欲のあらわれといえます。『面白い人間だと思われたい』『自分はつまらない人間ではないことをアピールしたい』という気持ちですね。いずれのタイプも“他人からどう思われるか”という点への関心が強い、臆病な人だと言えます」

ただし「臆病」といっても、けっして悪い意味ではない。要は人目を気にするあまり…ということ。「自撮りで変顔写真」をアップする人が目立つようになっているのは、それだけ周囲との人間関係に配慮せざるをえない人が増えていることの裏返しなのかもしれない。自分がどんな表情で写真に写っているか、今一度カメラロールを見返してみては?
(中村朝紗子)

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