住むだけじゃない、お金になるマンションがある?

「PER」と「PBR」って何?

2015.02.16 MON

買ったマンションにずっと住むならいいけれど、もし転勤になったら? 収入がガタ落ちし、ローンが支払えなくなったら? 今の時代、泣く泣くマンションを売らざるを得ないことも。ただ、2つの新築マンションを比べた場合、新築価格が同じでも売却額に大きな差がでることがあるという。それはなぜだろう?

「マンションには住む以外にも価値があります。すなわち自分が購入した家を人に貸して家賃を得たり、売って売却額を得ることができる。つまり、お金を生み出すのです。そんなとき、金額を左右するのがマンションの資産価値」

そう話すのは、不動産シンクタンクで資産価値調査などを行う東京カンテイの中山登志朗さん。資産価値の高いマンションを購入すれば、不測の事態にも安心、というわけで、実際に東京カンテイでは目安になる数値を出している。

「それが10年後、マンションを売る場合に、新築価格の何割程度で売れるかを示す『マンションPBR』(以下PBR)と、賃貸に出した場合、賃料収入によって何年で購入金額を回収できるか、その期間を示す『マンションPER』(以下PER)の2つです」(中山さん)

PBRは新築価格を「1」として、値が大きいほど値崩れしないということになる。(人気エリアなら、購入価格を上回る「1」以上になることも)。逆にPERは、値が小さいほど回収期間が短い、つまり収益性が高いことになる。ちなみに首都圏の平均PBRは0.93、PERは25.18。つまり、“平均的に”首都圏の新築マンションは10年後に中古で売りに出すと、購入価格より7%ほど安くなり、賃貸にまわした場合は約25年で回収できるというわけだ。

「マンションの購入は、金額が大きいので、物件価格や月々のローン額ばかり比較しがちです。しかし、いくら安くても資産価値がなければ、高くついてしまう場合もあるので、購入後のこともしっかり考えましょう」(中山さん)

今までは何を基準にマンションの資産価値を判断すればいいか、サッパリでした。でもPBRやPERを知っていれば、資産価値の高いマンションを選べるようになるかも。
(鯨井隆正)

※この記事は2011年3月に取材・掲載した記事です

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