買ったのは誰? 命名権ビジネスの新たな形…?

苗字を「年400万円」で売った男

2015.02.18 WED


「Headsets.com」のホームページ ※この画像はサイトのスクリーンショットです
フロリダ在住の起業家ジェイソン・サドラーさんが、自分の苗字(つまり「サドラー」)を競売にかけました。

競り落としたのは、4万5500ドルの値をつけたHeadsets.com社。2013年1月1日から、ジェイソンさんは法律に基づいて名前をJason HeadsetsDotComへと変更、1年間この名前で過ごすというのが条件です。

つまり今年1年間、彼の苗字はHeadsetsDotComとなるわけです。

Headsets.comはその名前の通り、オンラインでヘッドセット(マイクのついたヘッドホンのことですね)を販売している会社。有名ブランドのヘッドセットに加え、自社ブランドも扱っているとか。

ジェイソンさんは競売で得たお金を自身の起業に充てるほか、一部を慈善団体へ寄付するとしています。

1年間の苗字の使用料が4万5500ドル…これが高いのか安いのかはよくわかりませんが、法的に苗字を変更するということは、運転免許証とかパスポートはどうなるんでしょう。パスポートは海外に行かなければいいのでしょうけれど…。

今回の報道でかなりの宣伝にはなったにせよ、社名を一個人の苗字として使ってもらうことにどの程度の宣伝効果があるのか、正直、首をかしげたくなります。

万が一、Jason HeadsetsDotComさんが犯罪に巻き込まれたり手を染めてしまったりしたら、会社にとっては著しいマイナスになりかねません。「どこの馬の骨だかわからない」(と言ったら言い過ぎかもしれませんが)男に社名を使わせるなんて、リスクが大きすぎて日本企業ならまず考えられませんよね。

売る方も買う方も、なんともアメリカらしい発想だなぁと思わされる出来事です。
(岡 真由美)

※この記事は2013年2月に取材・掲載した記事です

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