チャーハンにしても効果アリだとか…

8週間で効果!花粉症緩和米の実力

2015.02.17 TUE


炊きたてのおいしいお米。それが花粉症に効果がある薬になるなんて…
「あるお米を一定期間食べ続けるだけで花粉症にならない体質が作れる」という画期的な研究が、日の目を見つつあるらしい。そのお米とは「花粉症緩和米」。一体どんな仕組みなのだろう? 20年にわたって研究を続けている東京慈恵会医科大学分子免疫学研究部・部長の斎藤三郎先生にお話をうかがった。

「花粉症緩和米とは、遺伝子組み換え技術により開発された、“花粉の成分を含んだ米”です。毎日摂取することで、体の免疫細胞が花粉に慣れていき、花粉に対してアレルギー反応を起こさなくなるという仕組みになっています。すでに花粉症患者での臨床実験も行っており、効果は実証済み。現在は創薬に向けて参画する製薬企業を募集しております」

どうやら、数年以内に医薬品として販売され始める見通しとのこと! また、同じような研究から生まれた療法として、舌に花粉の液を滴下する「舌下免疫療法」というものもあるそうですが、違いはどこに?

「最も大きな違いは花粉成分の量ですね。花粉症緩和米80gには、1回の舌下免疫療法で滴下する1万倍の量の花粉成分が含まれています。舌下免疫療法では2年間毎日滴下を続けなければなりませんが、花粉症緩和米であれば8週間食べ続けると、免疫に効果を与えます」

8週間食べるだけなら続けられそう! しかも、チャーハンにするなど加熱調理をしても効果は変わらないとのこと。

ただ、若干気になるのが、体への影響。舌にたらす量の1万倍もの花粉成分が入っていて、危険性はないのだろうか…?
 
「花粉のなかの、体内に大量に取り入れても安全かつ有効な成分だけが入っているので、問題ありません。もちろん、花粉をそのまま口に入れるようなことは、ショック症状が出てしまい大変危険なので、絶対にしないでくださいね」

さらに、お米という形にすることで、こんなメリットも生まれたという。

「一般的な米と同じように、田んぼさえあれば生産することが可能なので、従来の薬よりも安く大量に作ることが可能なんです。ちなみに、この『お米を薬にする』という発想は、花粉症以外の病気にも応用することができると考えられていますよ」

花粉症はお米を食べれば解決…そんな時代が来るかも? 日本人の心、「お米」の頼もしい未来に期待しよう!
(黄 孟志)

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