新社会人のモヤモヤを著名人が解決!

カラテカ入江「先輩との付き合い」

2015.03.01 SUN


いりえしんや 1977年東京都生まれ。97年相方の矢部太郎とともにお笑いコンビカラテカを結成。『芸人報道』(日テレ)準レギュラー。著書の『後輩力 凡人の僕が、友だち5000人になれた秘けつ』(アスコム・1365円)は新入社員としても役立つノウハウが詰まったコミュニケーションの“裏技”満載の一冊! 撮影:堀 清英
上司・先輩との付き合い方…といわれてもピンとこないかもしれないが、仕事の中身でのアピールが難しい新入社員にとってみれば、その重要さに疑問の余地はない。問題は、“いかに”気を遣えばいいのかということ。

「最初のころはどう仕事を増やすのか、どう先輩に名前を覚えられるのかわからなくて。でも相方の矢部はキャラが立っていて、先輩の覚えはいいわ仕事は入るわで…」

先輩にかわいがられることが得意で、昨年『後輩力』なる本まで上梓したカラテカ・入江慎也さんですら、新人時代は苦労した。しかしそこで自分ができることを考えた末、「先輩との関係のなかでがんばる」という才能に目覚めたのだ。

「相手に興味を持って関係を大切にし、手を抜かずに頼まれごとをやる。たとえばお世話になっている放送作家さんに、新番組で芸人のおもしろい話を取り上げたいと言われたとき、僕は日ごろの恩返しとして、手書きでエピソードをビッシリ書いてファックスで送りました。すると『こんなに一生懸命やってくれるなら』ということで、準レギュラーになれたんです」

ほかにも率先して飲み会を開いたり、絶対に誘いを断らなかったり…。先輩のために東奔西走し、結果を出してきたのだ。

「でも先輩の引っ越しの手伝いで後輩を集めすぎて、全員で先輩に焼き肉をごちそうになった結果『業者呼んだ方が安かった』って怒られたこともありましたよ」

だがよかれと思って尽くした結果なら、致命傷にはならないとか。

「食事をごちそうになったら、その日と翌日に2回お礼のメールをするんです。今田耕司さんや東野幸治さんは『いらん』といいますが、内心喜んでくれていると思います。過剰なくらいがいいんです。何年もやれば本心だと思われますから」

芸人という特殊な仕事環境であるが、先輩と後輩の関係はどんな仕事にも通じる。もちろん、新社会人がこれから赴く職場にも。

「僕がアドバイスできるとしたら、まず会話です。オススメは相手の地元の話。知っていればそのまま会話ができるし、知らない土地なら教えてもらうことで、相手への興味も示せるでしょ。ほかにもありますが、詳しくは僕が書いた『後輩力』を読んでください」

だが世の中、かわいがってもらいたい先輩ばかりじゃない。ときには自分に嘘をつく必要もある。
「苦手な先輩は、それが“常識”な国で育った帰国子女だと思うとか」

かくして入江さん、今や友だち5000人!

「あとは明るく! 才能があっても暗いと不利です。たとえ才能がなくても、元気よく、マメであること。そうすると道が開けますよ」

インタビュー終盤、ICレコーダーを兼ねた筆者のiPhone5の充電が残り少ないことを見るや、「どうぞ」と充電器を差し出すこの気配り! 極端なことをいえば、これを自然にできるようになれれば一人前の“後輩”なのだ。

「一気に懐に入れるでしょ(笑)」
(吉州正行)

※この記事は2013年2月に取材・掲載した記事です

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