身体にまつわる都市伝説 第191回

スキンケア用品の消費期限は?

2015.03.19 THU

身体にまつわる都市伝説


化粧水でもハンドクリームでも、指で直接取り出すタイプのものは雑菌の温床になり得るので取り扱い注意 写真提供/PIXTA
化粧水を塗ったりリップクリームを塗ったり、男性にもスキンケアが定着しつつある昨今だが、化粧品の取り扱いについては女性ほど明るくないのが実情。

たとえば筆者の場合、毎年冬場になると肌の乾燥に耐えかね、棚の奥から化粧水を取り出してくるのだが、数年前に買ったものだとちゃんと効果があるのか心配になる。そもそもこうしたスキンケアグッズに消費期限はないのだろうか? 

「化粧水でもリップクリームでも、未開封のままであれば、さほど気にしなくて大丈夫でしょう。化粧品の場合、未開封で3年以上持つものは、消費期限を明記しなくていいというルールがあるんです」

そう教えてくれたのは、用賀ヒルサイドクリニックの鈴木稚子先生だ。保存料などを使っていない特殊な化粧品の場合は、消費期限や保管法がちゃんと明記されているそうだが、男性のユーザーは少数だろう。

では、開封済みの化粧水についてはどうか?

「化粧品の多くは、空気に触れることで酸化してしまいますから、かえって肌荒れの原因になるリスクがあります。また、皆さんが思っている以上に、私たちの手は雑菌にまみれているもの。使用時に手や指先に触れることで、容器のなかで雑菌が繁殖している可能性が高いですから、やはり昨シーズンのものを使用することはお勧めできません。唇に直接ふれるリップクリームも同様ですね」

そうした取り扱いに慣れた女性ユーザーは、スパチュラというヘラを使ったり、普段から冷蔵庫に保管するなどの対策を講じているのだとか。

「ただし、あまりに温度差のある環境を頻繁に行き来させるのも、化粧品を傷める原因になります。とくに夏場などは気をつけたいですね」

結論として、鈴木先生は開封後の化粧水は「半年以内」に使い切ることを推奨している。男性にはなかなかなじみのない化粧品の常識、よく肝に銘じておこう。
(友清 哲)

※この記事は2014年3月に取材・掲載した記事です

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