米心理学者が新婚夫婦を追跡調査!円満の鍵は夫婦ゲンカ?

「結婚半年で喧嘩ナシ」離婚率UP

2015.03.17 TUE


喧嘩はカップル円満のための必要悪!? とはいえ、言葉の暴力が関係に致命的なヒビを入れることもある。パートナーに対する配慮はやっぱり忘れずにいたい
格闘技の世界では「チャンピオンベルトは取ることよりも守る方が難しい」なんていうけれど、これは恋愛や結婚にもあてはまるかもしれない。

結婚したばかりの友人が、「ささいなことで喧嘩が絶えない」と悩んでいたり、あっさり破局を迎えてしまったり…とうケースが皆さんのまわりにもあるのでは?

「たしかに、恋人といっても赤の他人同士なわけですから、いつまでも円満な関係を続けるのは難しいことです。でも、付き合い始めたばかりの時期に喧嘩をすることは、決して悪いことではなく、むしろ長く良好な関係でいるために、必要な儀式とすらいえますよ」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生だ。なんとも意外な言葉だが、これは心理学的なデータに裏打ちされているという。

「米テキサス大学の心理学者リサ・ネフ氏が、結婚してから半年以内の夫婦61組を対象に、夫婦喧嘩の頻度を調査しました。さらにネフ氏がその2年半後に追跡調査を行ったところ、結婚から半年以内に喧嘩をしている夫婦ほど、その後は円満に関係を続けていることがわかったのです。逆に初期の頃にあまり喧嘩をしなかった夫婦ほど、早々に離婚していたそうですよ」

もちろん、結婚直後に浮気や借金が発覚するなど、致命的なトラブルは即破局にいたってもやむを得ないが、ちょっとした意見のぶつかり合いや口論は、むしろ関係を強固にする効果があると内藤先生は補足する。

「最初から互いに気を使いすぎ、いいたいこともいえない関係を築いてしまうと、どこかでそのしわ寄せがくるのは必然。それならば、最初のうちから無理をせずに主張し合い、多少喧嘩をしてでも腹を割って話すことで、互いに対する心理的な免疫が生まれるんです。これを心理学で“免疫効果”と呼びます」

昔から「喧嘩するほど仲がいい」というように、ぶつかり合えるのは本音で話せる信頼の裏返しということだろう。
(友清 哲)

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