血流やリンパの流れをよくすることが改善につながる

「冷え性だとむくみやすい」の真相

2015.03.25 WED


適度な運動を定期的に続けることは、むくみはもちろん、健康を維持するためにも大切とのこと。無理なくできることを続けていきたいですね。 画像提供:Maridav / Imasia(イメージア)
分厚いタイツやストッキングを脱いで、素足での外出が増える季節です。そうなると気になるのが足のむくみ。サンダルを履いた時に、足がむくんでいると目立ちますよね。どうやら、冷え性だとむくみやすくなるらしいのですが、本当なのでしょうか? 内科医でイーク丸の内の院長・野口由紀子先生に伺いました。

「冷え性だとむくみやすいのは本当です。むくみとは、血流やリンパの流れが悪くなって、細胞の隙間に水分がもれている状態のこと。一方、冷え性も血流が悪いことが原因であるため、冷え性とむくみは併発しやすいのです。これらを解消するためには、温めたり、マッサージをしたりして血流を改善しましょう」

なお、冷え性やむくみを根本的に改善するためには、筋肉をつけることが大事なんだとか。

「足の筋肉が少ないと、静脈を流れる血液を心臓に返す力が弱くなり、血流が滞ってしまいます。そうなると、むくみや冷えはもちろん、足の静脈が拡張しこぶができる静脈瘤という症状が起こることも。これは男性よりも筋力の弱い女性に多く見られますが、20代ではまだ、静脈瘤ができるほど血流が悪くなることは、あまり無いですけどね」

また、筋肉がつくと血流が良くなるだけでなく、基礎代謝も上がり、それによって冷えにくい体が作られるとか。

「基礎代謝とは、何もしなくても体内で消費されるエネルギーのことで、体内で消費されるエネルギーは、ほとんどが筋肉で消費されます。エネルギーを消費することによって熱が作り出されるので、筋肉が多い人のほうが体温が高く、冷えにくいのです。走る、早歩きするなど足を鍛える運動はもちろん、ヨガなどの全身運動でも効果はあります」

ただし、仕事などで長時間同じ体勢を続けなければならないことが多く、どうしてもむくみやすいという人もいますよね。その場合、すぐに効果があるのは、足に適度な圧力をかけて血流のうっ滞を予防する医療用の「弾性ストッキング」を着用するのがおすすめとのこと。

ちなみに、たくさん水分を摂るとむくみやすい、なんて話も聞きますが、水分摂取量も気をつけるべき?

「若いうちは、1日1~2リットルくらいなら、多めに水分を摂ったからといって、それが原因でむくむことはありません。ただ、年配の方で、肝臓や腎臓の排泄機能が低下していると、水分を多く摂ったことによってむくむことはあります」

水分量はそれほど気にする必要は無いようです。なかなかむくみが改善しないという人は、先述のとおり、温める、マッサージするなどの対症療法とともに、「弾性ストッキング」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

(相馬由子)

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