もう枯らしたくないから…

観葉植物の選び方とポイント

2015.04.08 WED


deco. / PIXTA(pixta.jp)
部屋の彩りを豊かにするものの1つに挙げられるのが観葉植物。手間をかけずに家のなかで育てられるという印象から、購入を考えている読者もいるのでは?
しかし、ひと口に観葉植物といっても種類は豊富で、どれを買えばいいのか迷うところ。また、育てやすいと思って買った観葉植物を「枯らしてしまった」なんて人も多いとか。
ということで、観葉植物を買う際の心構えを、名古屋の観葉植物専門店Plants Shop Bouquetの坂木田さんに聞いてみた!

「室内での生育が一般的な観葉植物ですが、これはあくまで日本の冬の寒さをしのぐためであり、原産の亜熱帯地域などでは室外で自生しています。つまり、室内で育てるといっても日当たりや風通しなど、室外に近い環境を作ってあげなければいけないんですね。なので、窓から離れた日当たりのない場所や、クーラーの風が直接当たる所などは避けなければなりません」

観葉植物といっても本来は外にあるべきもの。この意識を持つことが育てる際に大切なようだ。
買う前にもう1つ気になるのは、水やりの頻度。多忙な人や、出張でたびたび家を空ける人でも問題ないのだろうか。

「観葉植物を枯らせてしまう原因の多くは、実は水のあげすぎなんですよ。大きさや種類でペースは変わりますが、基本的には30cm径の大鉢で1週間から10日に1回水をあげれば十分で、これより多いペースだと底に水が溜まり続けて根腐れを起こしてしまいます。サボテンなどの多肉植物やシダ類なら、さらにゆっくりのペースでも問題ありません」(同)

それぞれの植物に合った水やりのペースを見つけるには、水をあげた数日後に割り箸を鉢に指して湿り具合を確かめると、底まで完全に乾く日数を把握することができる。その日数に合わせて水をあげていくと根が十分に水を吸うことができ、丈夫に育つようだ。

では、実際に購入する際、選び方のコツなどはあるのだろうか?

「観葉植物は、種類が違っても育て方や特性が極端に変わるということはありません。なので、実物を見て気に入ったものを買うのが一番です。ただ1つ気をつけてほしいのは根の張り方。根の張りが弱いもの、つまりまだ若い植物は環境の変化に弱く、枯れやすい傾向にあります。いくつか鉢を見比べて、なるべく根の張りが強いものを選ぶとよいでしょう」(同)

なかには未成熟で出荷され店頭に出ているケースもあるらしいので、根の張り方は必ずチェックした方がいいとか。

「あとは、自分が観葉植物を置こうと思っている場所の写真をお店に持っていくと便利です。なかにはかなり大きくなる植物もあるので、写真でスペースを確認しながら店員さんと相談するのが一番ですね。写真を見れば、日当たりや風通しの状況などもある程度分かるので、育て方のアドバイスもあわせて聞いてみてください」(同)

理由は何であれ、枯れていく植物を部屋の中で見るのはなかなか心苦しいもの。観葉植物で心を癒すはずが、反対に心の傷になってしまったなんてことのないよう、よく調べてからお店へと足を運ぼう。
(河合力)

※この記事は2011年07月に取材・掲載した記事です

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