生きて地球に帰還できる保証もないのに…

10人に1人「片道切符でも火星に」

2015.04.14 TUE


地球から比較的近く、水がある可能性が高い、自転周期が地球に近い、うっすらと大気がある、などという条件から移住地としてよく取り上げられる火星。行くまでは「ロマン」で片づけられるけど、行った後のことを考えると… 画像:isi-work/PIXTA
2025年、人類が火星に移り住む! 夢のまた夢でしかなかった話がにわかに現実味(?)を帯びるきっかけとなったのが、2012年にオランダのベンチャー企業が発表したマーズワン計画。2025年には最初の4人を送り出し、その後順次移住者を増やすという触れ込み。なんでも地球に戻ることを考えない片道切符とすることで技術、予算などの問題をクリアし短期間のうちに火星移住を実現するのだとか…。

すでに日本人を含む候補者が100人に絞られたといい、ワクワクする話ではある。とはいえ、問題は「片道切符」という点。将来、技術の進歩で地球に帰還できる可能性もゼロではないが、二度と戻れない可能性も大。それでも移住したいかと問われると、ためらうのが普通だろう。そこで、20~30代の社会人男性に「片道切符」でも火星に移住してみたいか尋ねてみた。なお、「移住の権利は無償で与えられる」「希望すれば恋人や家族も同行できる」という条件を付けくわえている。(協力/アイ・リサーチ)

〈「片道切符」でも火星に移住したい?〉
・「移住したい」派 10.0%
・「移住したいとは思わない」派 90.0%

結果の捉え方は人それぞれだろう。だが、片道切符にもかかわらず10人に1人も火星移住を希望するとは、びっくり! 火星にくらべればはるかに快適で安全な(?)地球を捨て、生存すら危ぶまれる過酷な環境に移り住みたいとは、いかなる理由なのか…? それぞれの立場の人から寄せられたコメントをご紹介しよう。

●「移住したい」派の意見
「住める環境ならば面白そう」(39歳)
「地球は資源が枯渇しつつある」(29歳)
「地球が嫌」(25歳)
「自由な感じがよい」(36歳)
「重力が少ない世界を体験したい」(30歳)
「大切な人と一緒なら行ってみたい」(38歳)
「現実から逃げたい」(37歳)

●「移住したいとは思わない」派の意見
「地球に比べて住みやすいとは思えないため」(37歳)
「二度と地球に帰って来られないのは嫌」(27歳)
「贅沢に幸せな暮らしが出来るという保証があれば移住しても良い」(35歳)
「何をして良いのか分からないから」(39歳)
「未知の世界なので、どんなリスクがあるかわからないため」(39歳)
「仮に火星が、地球と同じ環境でも嫌です。外国に住むことすら考えられない。地球の日本が大好きです」(35歳)
「自由に遊んだりすることができない」(36歳)

移住したい派は、現状から脱却できることを期待し、移住したくない派は到着した後のことを考えて回答した人が多い印象。では「いつかは地球に戻れる」としたら、どれぐらいの人が「火星移住」に心が傾くだろう? その結果は以下の通り。

〈いつかは地球に戻れるなら、火星に移住したい?〉
・「移住したいと思う」派 15.0%
・「移住したいとは思わない」派 85.0%

いつかは帰還できるとなると、「移住希望派」はさらに増え、およそ7人に1人に上る。危険な賭けには変わりないはずなのに、思いのほかチャレンジャーは多い様子。確かに、初期メンバーなら、地球帰還時には英雄扱いされそうだが…。

「地球の重力にしがみついて生きる」(by ガンダム)か、危険を覚悟で火星というフロンティアに飛び立つか? 皆さんならどっち?
(のび@びた)

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